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―――それから私は名前も知らない少女の偵察を始めた
数日経った頃には彼女の行動パターンは大体読めてきたが、未だに詳しい素性までは分かっていない
どうしたものか…1人で唸っているとすり鉢街の住人であろう男が2名近くで会話をしていた
「―――おい。最近Aまた派手にやってるようだな」
「まぁ、仕方ない…父親が亡くなって親族の家に引き取られることを拒んでこっちに来たんだ。誰とも距離を縮めたくないんだろうよ、」
―――ほぅ、これはいい話が聞けた
「そうか、Aと言うんだね？益々興味が沸いたよ…」
この頃、否――今思えば初めからだったのかもしれない。
彼女、Aの事を知ろうとすればする程彼女に浸かっていっていた
際立って此処が良いとかそういう訳じゃない
彼女の存在自体に引き寄せられるのだ
―――これは早めに行動に出ないと行けないのかもしれない
薄目がちにAを見やると私は組織に帰ろうと歩始めた
――遠目からAが太宰を見ていた事は未だ太宰は知らない
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「―――そんな訳でね。森さん？彼女をマフィアに入れたいのだよ」
「これまた随分と突発的な話だね、太宰くん」
少し困ったように笑う首領、だが太宰が誰かを勧誘するのはかなり珍しい
太宰が連れて来る人物は、大きな要となる者が多い。最近だと芥川くんなんかが記憶に新しい等と思っていると、ちょっと聞いてるの？森さん、
「―――嗚呼、すまないね、少し考え事をしていたよ…それで、どんな人物なのだい？」
「そうだね…とっても美しい少女だよ。数日見た感じでは頭を切れそうだ、何より剣術が他の者とは比べ物にならないくらい頗る優秀だ。」
ほう…なんて面白そうに口角を上げている首領は
太宰くんが云うのならきっとそうなのだろうね
と太宰の眼を捉えながら言った
「誰かがこんな事を言っていたよ。彼女の剣術は、蝶の様に舞い蜂のように刺すなんてね、」
「―――それは随分と興味深いね、いいだろう…
その少女を連れてくるといいよ」
「話が早くて助かるよ。では、失礼します」
話が終わるなり太宰直ぐに部屋を立ち去った
「―――全く。組織に入る前からそんな依存しかけていては後がもたないよ」
そう呟いた首領の声は大きな部屋にすいこまれていった
続く (更新停止中)
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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (
レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネイ | 作成日時：2019年6月23日 2時
