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―――現場は騒然

樋口により撃たれるはずの谷崎であったがそれは
妹のナオミによって阻止された。否、ナオミが盾になったのだ




ナオミの身体は銃弾を受け、そのセーラー服は血塗れになる。



「…兄様…、だい、じょ、、う、ぶ、、?」


と、言い切ると谷崎の方に倒れ込む









―――ナオミ!!!!ナオミ!!!!!!
と、焦る谷崎にはもう正常な判断が出来ない…


敦も後ろで腰を抜かしてしまい動くことが出来なかった







「あなたが戦闘要員ではないことは調査済みです。健気な姫君の後を追っていただきましょうか?」



樋口は再度谷崎に銃を向ける














―――その次の瞬間谷崎はこれまでにないほどの気迫で樋口を睨みつけると異能力を発動させ、
遂に両手で樋口の首を絞めていた





「死んでしまえ」


なんて冷たい声を発した谷崎は両手の力を強め渾身の力で首を閉めた。








くぅ…あぁ、、樋口がぐったりとし始めると









―――ゴホッ、ゴホッ、と小さく咳込む声が聞こえた。



そして、急に谷崎が前に倒れた

谷崎の後には芥川が立っており。芥川の姿をみて呆然とする敦―――









「死を恐れよ…死を恐れよ…死を望むもの、
等しく死に、望まるるが故に―――」





そんな芥川を見ていた敦は国木田の言葉を思い出していた









―――こいつには遭うな。遭ったら逃げろ









国木田さん…既に目の前にいます
なんて敦の声は誰にも届かない









「お初におめにかかる。僕は芥川。そこな小娘と同じポートマフィアの駒……」


ゴホッ、ゴホッとまた咳込む芥川先輩に樋口が立ち上がり芥川の前に出た



「芥川先輩、ここは私1人でも―――」



その樋口の顔をいきなり躊躇なく平手打ちをする芥川。樋口の顔からガンゴーグルが吹っ飛ぶ。







「人虎は生け捕りの命の筈!片っ端から撃ち殺してどうする、下がっていろこの役ただずめ!!」




…すみませんと声を出した樋口の頬は赤く腫れていた





「人虎は生け捕り?…あんたたちは一体…、?」




芥川は敦に目を向けると


「もとより、僕の目的は、貴様1人なのだ人虎…
そこに転がるお仲間はいわば貴様の巻き添え…」




その言葉に敦は施設の者達の言葉を思い出していた

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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時

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