メサイア番外編~etude~ (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:21,562 hit

瑠々と柊介×颯真2 ページ2

そう言った後でやっと頭から手を離してくれた。
お陰様で髪の毛はぐしゃぐしゃだ。
今日はうまくセット出来たのに…！！
「ちょっと颯真さん！今日折角セット上手くできたのにぐしゃぐしゃになっちゃったじゃないですか！！んもう！」
「お前が見た目に気を遣うなんて珍しいな。」
「それは私も思いました。
珍しいですね。」
「２人の中で私ってなんなんですか！！」
本当にこの人達と居ると突っ込んでばっかりな気がするんだけど…
というかバカにされてる！？
「えーっと…チビ。」
「同じく。」
「だから私はちっさくありません！！」
本当にバカにされてる…！
「ところで波沢君。」
突然柊介さんが話を変える。
なんだか真面目な雰囲気が漂う。
「君が身だしなみに気を遣うようになったということは誰かこの中で好きな人が出来たと言うことでいいのでしょうか。」
思わずずてっと転びそうになる。
急に真面目な顔するからなんかすごい情報でもと思った私がバカだった…！
って、ちょっと待てよ…
「はぁ！？」
「え、そうなのか？」
首を横にブンブンと振る。
「そんな訳ないでしょう！まずチャーチは恋愛禁止ですから！」
「メサイアなら許されてると思いますが。」
「そうだな。」
「そうなんですか！？」
初耳だったので思わず食いついてしまった。