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「さぁね?それはどうかな?」


なんて言いながら私から目線を逸らす首領。


『私は幹部になるためにこの組織にいる訳ではありません。これ以上の昇格は望んではいないですよ。』


「その組織に残る最大の訳とは?」


なにもかも知っている様に私に問う首領。
嗚呼この人太宰治に似ている。そういう何もかも見透かしていそうな瞳が。



『分かっている筈でしょう?首領。態々言うのも私は気が悪くなります。それでは、後程。』


私は他の事をするべくその場を去った。



「・・・あの子も太宰君に似ていたね。彼に似るのは良い事か、はたまた脅威になるか・・・」


地下牢に残る森の独り言だけが部屋に響く。


「何にせよ。楽しそうなことになりそうだ。」


ニヤリと笑った森の顔はきっと誰も見た事がないであろう、不気味な顔をしていた。



















場所は変わりAはある駅のホームに停車したままの汽車の中にいた。


窓の外を見る。

そこは可憐な少女の首を持ち上げて声たかだかに何かを叫んでいる少年。もとい中島敦が居た


そしてニコニコとその光景を見ている幼い子供が1人。
その子は腕に血を流している。

その子供がQという訳だ。



これも今回の作戦のうちの一つだ。組合(ギルド)と探偵社を同時に倒すべく、まずはまだ懸賞金が掛かっている中島敦をやる。
まぁ、これはついでた。1番は組合(ギルド)を倒すことだしな。


私が立てた作戦だが、こちらは結局他人事。故に悠々とその光景を眺めているだけである。



するとある男が奥の線路から走ってやってきたのが見てた


「やめるんだ!敦君!良く見ろ!」


この声は。
太宰治。

『・・・チッ』


何処までもこの人は私の計画を邪魔してくれる。
私は腰を上げてQの元へ行く。



「太宰さんのお友達ずいぶん壊れやすいんだね。」


私がQの元へ行くと人形は無効化で消され、跡形もなく消滅していた。


「けどいいんだ。太宰さんを壊す楽しみが残っているもの☆」


Qが愉快に言う。


「それはおめでとう。」


「僕を閉じ込めたお礼にいっぱい苦しめて壊してあげるね。」


すると太宰治は鈍い顔をする。

「善く覚えているよ。君一人を封印するために大勢が死んだ。けど次は封印などしない。心臓をくり貫く。


其れと、その奥にいるのはAちゃんかな?」



嗚呼。気付かれている。まだQのいるドアの向こうには行っていないのに。
私は渋々ドア開けQの隣に立った。


『最近は良く会いますね。嫌な気分です。』

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かるーあ(プロフ) - 初レス失礼します。いつも愛読させて頂いてます。スランプとか、やっぱりありますよね!私も一応作者なので解ります‼︎応援しながらのんびり更新待ってますね^^どうかご無理だけはなさらず! (8月7日 18時) (レス) @page20 id: 33aaf0fec0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朝はパン派 | 作成日時:2023年7月3日 5時

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