どうせ、裏切られる

19，． ページ20

絶対、此奴を殺してやる






､､




哀寧が待ってるし、死ぬわけにはいかない!!




『ｯｸ、湖の呼吸 参の翠 翠神の郷』




　この鬼が使う技は多分氷？かな。そして私の呼吸は､､､



かつて”二番目に”最強だと言われていた技、翠の呼吸の派生の湖の呼吸



､､､どう考えても相性が悪い







それは、
あの時に優雨が教えてくれた事ー。

ーーーーーーーーーー

「呼吸ってさぁ、似ている技ほど相性が悪い時があるんだって〜」

『っえ？でも派生の呼吸は相性関係なくない？』




まだ私達が庚隊士だった頃のお話




「派生じゃないのに技が似ていたら悪いのよ」

『ふーん､､､それは鬼も同じ？』



「もっちろんだよ！」

「それもね、鬼と隊士の間で起きると余計戦いにくいらしいよ！」


ーーーーーーーーーーー



優雨から貰った豆知識。まさか今、役に立つとはね､､､､






「うーん、よいしょっと！」ﾋﾞｭﾝｯ



呆気なく私の攻撃は避けられてしまった




『､､湖の呼吸 弌の翠 翠風恋光！』



この技はさっきのと違って威力も高いし範囲も広い



期待できるかな､､､




「､､､きみ、本当に柱かい？少し攻撃が緩い気がするけど､､､､」




何も知らないくせに、舐めた口調で話しかけてくる鬼に腹が立つ




『､､湖の呼吸 伍の翠 八天翠湖』




「､､､可哀想だね、きみ」



また避けられた





『､､､､可哀想？ふざけないで』



「ふざけてないけどなぁ」







グサッ






この鬼に耳を傾けた私が馬鹿だった




いきなり後ろから背中に向けて深く刺さったツララ




､､､死ぬじゃん、こんなの







「ほぉら、君さ、弱すぎるんだよ」クスッ







『鬼殺隊…に弱…いも強い…も関係な…いでしょ』



「あれ、話したら傷口が更に開いちゃうよ？」






､､､､最悪



口からも出てくる紅い液､､､､血




『貴…方のせいでしょ』








本当になんなのこの鬼


､､




なんで、私の背中、さすってくれてるのよ



『､､､ガホッ』



「うーん、もう無理したら駄目だよ」





『､､何のつも…り？』



「さぁ、気分だよ、気分！」




何を考えてるのかも分からないし





『､､､アンタは今まで何人の人を殺した』




「えっとねぇ､､､､」












「ざっと1000人は超えてるかn」


ザシュッ






「､､､へぇ、中々やるねぇ」ゴホッ






『これ以上、見下さな…いで…ください』









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