蝶屋敷の主 2［鬼滅の刃］

61話 ページ11

『さぁ、君の相手はこの僕だよ』




女の鬼だろうと




容赦はしないよ







すると煙が何処からか出てきて
僕達を包む。





『皆！！僕から離れないで！』






何があるのだろうと構えていると
目の前には亡くなった筈の






___妹が立っていた。







「おにいちゃん……ねぇ、どうして





“助けてくれなかったの”」






その言葉に胸が更に苦しくなり
視点が合わない




刀をなおして妹の手を握る。






『ごめんね……兄ちゃん、あの時は
力不足で皆を守れなかった


だから……』








どうか来世は幸せに
何不自由なく脅かされる事もなく




生きて欲しい








『だから____』








雪の呼吸








玖ノ型








曼珠沙華









『これ以上、僕を怒らせないでよ』





例え、妹だったとしても







容赦はしないよ

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