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咲side
私達は刀を腰につけて
緋雨さんの方をむく。
緋雨さんは覚悟を決めたように
私達をみていた。
それもそうだろう……
いつ、いかなる時でも命を懸けて
鬼を滅殺させる
それが私の流儀でいつも咲とは
気が合わない。
咲「じゃあ緋雨さん、行ってきます!」
華「帰りにご飯の材料、買ってきますね」
いつも通りに手を振って行ってきます
そう言って山をおりる。
華「それで、鬼は?」
「カァッ!オニは南南西の方角!
夜ナ夜ナ鬼を喰ラッテイル!」
その言葉にギュッと刀の柄を
握り締めて口を噤んだ。
咲「華」
華「何?」
咲「大丈夫、私達なら大丈夫だよ」
咲の言葉はいつも不安な私を慰めて
緊張を解してくれていた。
大丈夫
2人で緋雨さんの所に帰るんだ。
華「……うん」
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壊(プロフ) - 魔除けでは無く、厄除の面じゃないんですか? (3月2日 8時) (レス) @page4 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - レオンさん、ありがとうございます! (2019年10月12日 15時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
レオン - やっぱりとっても面白いです!! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 31df1cb745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵月葵 x他1人 | 作成日時:2019年9月1日 9時