その景色まであと_____メーター【歌い手】

二十八話だったりする ページ30

「〜人を過度に信じないように愛さないように期待しないように」








坂田「かと言って角がたたないように。気取らぬように目立たぬように。」









まず一曲目。









この曲は俺たちがあの志麻くんとあった焼肉屋でコラボの話をしていた歌だ。









たろ「軽いジョークやリップサービスも忘れぬよに。」









坂田「どんな時も笑って愛嬌振りまくよに。」








この曲は基本2人で横に並んで歌う…が








「「ビターチョコデコレーショーン」」







ここの部分があるごとにターンがある。2人でずっと横並びだとキツい。ということで坂田が提案したことだ。




　




「恋する季節にビターチョコデコレーション」





坂田「恋する気持ちでビターチョコデコレーション」






ここで顔を見合わせる。そしてお互いが真ん中に歩いていく。








「F.U.C.K」







坂田「Y.O.U」





ここで坂田を前に出して俺が後ろから坂田を操るポーズを取る





　





　



　


坂田「あぁ、思い出したあんたあの時の生真面目そうな_______……






やっぱいいや。」







"やっぱいいや"で坂田の目を隠す。









"ふうううううううううう！！！！"









　


……一曲目が終わった。すぐに二曲目が流れるはずなので歓声の中トロッコに急ぐ。









ふと、顔を上げると__________________









　


　



　


___________薄い紫と赤のペンライトの海…。









……歌っている時は気づかなかった………









全身が震える。









なんだ？なんで震えてる？







　
　









…………そっか…俺……興奮してるのか。









目の前のペンライトの海が目に焼き付く。









俺はこの景色を一生忘れることはないだろう。

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