＿得るための代償 ページ30
*
【Nozomu said】
試合は調子よく進んで、次勝てば優勝。
その緊張感漂う瞬間に、川越達と会場に入ってきたAを見つけた。
＿＿あ、来てくれたんや
当たり前に彼女の方に行こうとするとカケル先輩に止められる。
カケル「小瀧、ちょっとええか」
小「え、、あぁ、はい。」
試合前にAからやる気貰いたかったのに…。
カケル先輩に呼ばれて誰もいない控え室前に立つ。
カケル先輩は小さめの声で話し出した。
カケル「高橋の事なんやけど」
小「たか………あー、この前の」
カケル「試合後に会いたいらしいねん」
小「無理っすよ。彼女いるんで、もう、勘弁してください」
カケル「俺やってそう言ったんやけど。あいつ、思い通りにならへんと何するか分からん奴で」
小「なんで、そんな人紹介するんすか」
カケル「俺にも色々あんねん！一瞬会うだけでええから！な！」
小「絶対嫌っす。これだけは」
カケル「お前。、、わかった」
珍しくカケル先輩が折れた。
そして、そのまま試合が開始された。
けれど、流石、カケル先輩は簡単な人ちゃうかった。
吉田「なんか、のんちゃんにパス回さへんようにしてへん？」
そう吉田の言葉の通り、カケル先輩がそうしむけてきた。
前半が終わる時には、点数的に負けてる状態で
カケル先輩もイラついていた。
小「カケル先輩、」
カケル「あ？」
小「会います」
カケル「なに？」
小「高橋さんに会うんで、パス回して下さい」
チームに聞かれないように、そっと俺が折れた。
カケル「始めから素直になっとけや」
これやから、カケル先輩は嫌やねん。
やけど、試合は順調にいって、何とか勝ってしまった。
しかも、MVPはカケル先輩に回った。
吉田「おつかれ。小泉さん待ってるよ」
小「あー、、、ちょっと待っといてって言うてくれへん？」
吉田「ええけど。」
早く片付けて、会おう
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あかね(プロフ) - とても切なくて読み込んでしまいました。続きお待ちしてます！ (8月6日 4時) (
レス) id: c4678331dc (このIDを非表示/違反報告)
y0shin0(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしております！！ (2022年9月9日 8時) (レス) @page36 id: 6acece1f2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2022年3月6日 18時
