検索窓
今日:14 hit、昨日:18 hit、合計:24,696 hit

_〃 ページ12

*



【Nozomu said】







空き教室、彼女と2人で食べるご飯。

彼女の作った弁当と俺の買ったデザート。








食べ終われば、眠いと言って彼女に膝枕をしてもらう。

これが、最近の俺の昼休み。








「ねぇ、今日って部活あるんだっけ」




小「ん?んー。」




「じゃあ、今度の休みは?」




小「デート?」








下から手を伸ばして彼女の頬っぺを軽くつまむ。









「デートっていうか」



小「なに」









彼女の頬っぺで遊んでると

彼女が不安そうに言った







「シないの?」




小「っへ?」




「その……わかるでしょ」







思わず起き上がって

彼女と向き合った。











小「どしたん、急に」



「急なのかな」



小「いや。……シたいん?」




「普通、みんなするでしょ。」









その段階に行くには

十分な環境がなくて、かと言って一緒にいれればええと思っとったから

ゆっくり、彼女のペースに合わせようと思ってた





それに








小「無理、せんくてええよ。」








軽いキスには答えてくれるけど

それを越えようとすると毎回、彼女は体が強ばる。




やから、我慢しとるのに。











「初めてだから?」





小「は?」





「そりゃ、キスだって今だに慣れないけど、、そう言ってたってしょうがないじゃん」





小「いや、俺が言いたいのは、急ぐ必要ないやろってこと」





「…………。」










Aは不満そうな表情を見せた。


大事にしとるつもりなのに、彼女には足りなかったんかな

別に不安にさせる要素出してへんねんけど










小「ほんまに、どうしたん。何かあった?」




「何も」




小「ほんまに?」





「うん。ごめん、変なこと言って」





小「唐突ではあったけど、正直嬉しかった」










頭を撫でれば

俺に抱きついたA。


そして小さく




「好き」




と、呟いた。












初めての言葉。

そして、久しぶりの感情。

_あほな友達→←_〃



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
326人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あかね(プロフ) - とても切なくて読み込んでしまいました。続きお待ちしてます! (8月6日 4時) (レス) id: c4678331dc (このIDを非表示/違反報告)
y0shin0(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしております!! (2022年9月9日 8時) (レス) @page36 id: 6acece1f2d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のんれもん | 作成日時:2022年3月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。