重岡は罪深い男です。

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藤「あ、ここ寄ろ」

「っえ？、、、あ、うん。」









私の最寄り駅をおりて直ぐにある

新しく出来たカフェに藤井くんは興味を示したように

後先考えず入っていく。









ー「いらっしゃいませ。、、ぁ」

藤「ここやったんやぁ、バイトって」









入ってきた私達を見た

制服姿の神ちゃん。









「バイト、、、カフェって似合うね」


神「お前ら、、、2人？」


藤「そー」


神「じゃあ、あそこの窓側の席に案内します」









案内された席は2人用で、何組かカップルが座っていた。









「わぁ、なんか、お洒落やね」

藤「だね。Aさん、なんか頼む？」









メニューをテーブルに広げてパラパラとめくりながら

何がいいか悩んだ。









藤「うわぁ、うまそ。」

「これにする？」

藤「おん、俺はそれに決めた」









特に食べたいとか飲みたいとかないし。

藤井くんがアメリカンハンバーガーを選んだから、

同じでいいかなって。







呼び出しベルを押す。

すると、慣れたようにオーダーを取りに来た神ちゃん。









神「お待たせしました」

藤「アメリカンハンバーガーと、、、なんやっけ」

「アメリカンハンバーガー2つ。で、飲み物が」

藤「コーラ」

「あぁ、、、お水」









藤井くんは、微笑みながら私を見つめる。

神ちゃんとは1度も目を合わせない。









「あと、何か付け足す？」

藤「んーん。」

「そ。以上で」

神「りょーかい。、です。」









神ちゃんに、気まずいと目線を送ると

知らんわ！なんて顔で返されてしまった。

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