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ある日の放課後、咲と神ちゃん、藤井くん、そして重岡も教室にいた。



図書委員の仕事を終えた私は、楽しい団らんが見える中、教室に入った。









神「あ、A、まだ残ってたん?」



吉「委員会やって言ったやろ?」



神「あぁ、おつかれさん」



「ん。」








ロッカーから数学の問題集を取り、鞄にいれる。








「じゃ!バイバイ」


吉「あ、ちょ、」









ガラッと思いっきり開ければ大きな障害物に顔面からぶつかった。

その勢いで尻もちをつく。


恥ずかしい






ー「あ、ごめん。大丈夫?」






顔をあげれば、王子だった。
制服に、なぜかパーカーを着てフードを被っていた。









小「立てる?」


「へ、、あ、はい」









自力で立とうとすると、後ろから誰かが肩を持ち上げてくれた。







「ありが、、、と」



重「だっさいのぉ」








心臓がうるさかった。

恥ずかしさと、久々に間近でみた重岡の笑顔にときめいたから。









小「シゲ、やったやろ」



重「なにが?」



小「文化祭ん時のあれ、どうした」



重「あれってなんのことかわっかりっませーん」



小「クソ。お前が撮った写真や!」









苛立つ王子は何かを思い出したかのように私に鋭い視線を向けた。








小「あんたが、撮ってたよな。写真」



「、、、そうだった気がします」



小「なんで、こんなことになってんねん」









携帯の画面を私に突き出した。

そこには落書きされたあの時の写真が映し出されていた。








小「朝来たら、机に入っとったんや」



「へ、へぇ」



重「いひひひ」



小「あ”ぁ!やっぱお前やん」








重岡が私の肩に捕まり、王子から逃げるように私を盾にする。








小「チッ、、ええわ。あんた、責任取って」


「へ?」









王子に腕を捕まれ無理やり引きずられる。

後ろの重岡に助けを求めるように振り向くも希望なし。








「し、、重岡」



小「悪いようにはせんって」



「あの、なんのことだからさっぱりなんで、許してください」



小「あんた、シゲの彼女やろ?」



「そう、ですけど、、、いや!違うかも」



小「あ?」








階段手前で止まった。

王子はイラついたまま私を見下ろす。









小「あぁー、あんた、勘違い女って感じするわ」


はぁ?

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のんれもん(プロフ) - かみめぐさん» コメントありがとうございます!無事完結致しましたので、是非読んでください (2019年4月17日 20時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
かみめぐ(プロフ) - めっちゃおもしろくてダイスキです!更新頑張ってください! (2019年4月17日 17時) (レス) id: 6488ed806b (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - 神ジャス民緑さん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年4月14日 9時) (レス) id: 0559f21e3b (このIDを非表示/違反報告)
神ジャス民緑(プロフ) - この小説、大好きです(^_^)/これからも頑張って下さい (2019年4月6日 19時) (レス) id: 2a00c12ced (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - れもんみるくさん、コメント有難うございます!待っていて下さると嬉しいです(。_。*) (2019年3月31日 9時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2019年3月15日 0時

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