＿彼女からの立ち位置 ページ8
*
【Nozomu said】
体育倉庫から駆け足で出てきた小泉さん。
顧問に言われて吉田とカラーコーンを取りに来た時に見かけた。
吉田「そーいやさ、今年どーすんの」
小「何が？」
吉田「祭り。去年は部活で集まってたやん？」
小「あー、その季節か」
吉田「行くん？」
小「お前は？」
吉田「行かん。彼女と行くから」
小「あぁ。んじゃ、俺も」
吉田「おったんや」
小「いや、まだおらん」
吉田「イチちゃんでも誘ったらぁー」
そんな話をして体育倉庫に着きドアを開けると
同時に出ようとしていたシゲに出会した。
なんか、
吉田「うわっ、びっくりした」
重「おお、」
小「何かあった？」
重「っは？！何も？」
吉田「何、どしたん、急に」
小「いや。何となく」
びっくりしただけとは思えない、シゲの反応。
少し前の小泉さんといい、
多分、何かあった。
でも、勘違いかもしらへんし
重「あ！せや、一緒にお祭り行かへん？」
吉田「男3人で？いややわぁ」
重「彼女誘ってもええから来いや！」
吉田「なんでよ。デートの邪魔をすな」
重「んじゃあ、小瀧。お前は？」
小「小泉さんが行くなら、ええよ」
重「じゃあ、だいじょ、、はっ？なんやそれ」
小「振ってんのに、いちいち突っかかってくんなや」
深い意味は無いけど。
俺に責任あんのかどうかだけ、知りたいだけ。
あの時、イチを連れ出して軽く探ってみても不機嫌になるだけで上手くいかんかったし。
重「なんで知って、、ぁあー！もう、なんやねん！」
小「俺もお前と同じお友達なんで。俺は小泉さんに相談されただけやから」
まぁ、無理やりさせた感あるけど
重「、、山本誘っとけよ。」
小「イチは？」
重「来れへんやろ。お前来るし」
小「ふーん、、」
＿＿小泉さんも一緒なんや
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年2月24日 19時
