こっち向いて先生!!

愛しの2話 ページ4

「あー、間に合った間に合った」

いや、どう考えても間に合ってねーだろーがよ。そう言いたいのをグッと堪える。だって先生いるから

石倉光多のあとに続いて来たのは甲斐隼人達。クラスに1グループはあるよね、こういうイキり組

そのあと、先生に手を振りあげ、殴ろうとした

猛スピードでその拳を止めに行った

『ちょっと、何先生に手ェ出そうとしてんのよ?』

こんなに速く動いたの初めてだわ!!
私が拳を止めた事で相手はビックリした様な顔をし、舌打ちをして私の手を振り払った

「うっちーの柊愛」

「ひゅーカッコいい〜」

『大丈夫ですか先生!!』

すると先生は「頼んでない」と言って教室の鍵を閉めた。うん、何故閉めたのか

「折角うっちーが助けたのに感じ悪」

テメェが助けたんじゃねーんだからかれこれいう資格無いと思いますよ。...それにクールな所がカッコいいのよ柊先生は


「ほら、宮内。席つけ」

『はぁい♡』


大人しく席に着くと先生は突然、

「今日は、皆さんに大切なお知らせがあります。」

と言った

うんうん、何ですかね




「今から、皆さんには、人質になってもらいます。」

うんうん、...え？
人質ね、人質、ひとじち、ヒトジチ、hitozichi...？

どういう事だろう、今から変わったプレイでもするのだろうか

などと変な妄想を膨らませながらドキドキしていると

誰かが「人質ってどういう事ですか」と誰もが思っているであろう事を口に出した

「俺の目的が達成するまで、みんなには、この教室にいてもらう。」


目的...
ちょっと先生の雰囲気が違う


なんだかカッコいいね!!!!←

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