23.知らない天井と知ってる手の感触 ページ25
”おれ…拓篤とお付き合いしてるんで、
もう一切関わらないでくれませんか？鬱陶しいし…”
”たつ…なんで…おれのこと好きって言ったじゃん…”
”…あー、あれは冗談っすよ…
下野さんからかうとおもしろいから”
たつの笑い声が頭に響く…
なんで……
”ほーら、下野さんが可哀想でしょ。
そんなにいじめないであげてよー。
たつ、ほら、もう行こう？”
たっくんがたつの腕を掴み歩き出す。
その幸せそうな2人を追いかけようとするが
俺だけ動きがスローモーションになる…
もどかしい……っ…
”たつ…まって…！”
「たつ…!…まって、まだ話したいことが！
…ってあれ、ここどこ…っ…」
俺はどうやら物凄くリアルな夢をみていたらしい、
叫んで勢いよく目を開けた俺は
知らない天井に向かっすよ手を伸ばしていた。
「ここ…どこ…病院…っ…？たつ…？…」
起き上がろうとすると
頭に誰かの掌が載っていることに気づき
横を見るとたつがすやすやと寝息を立てている。
「どうして……っ…」
俺はたつの腕をどかし起き上がろうとすると、
いきなり頭に激痛が走った。
俺は上半身だけ起き上がり
あまりの痛さに頭を抱えうずくまった。
「っ……っぅ…っ…」
痛さからなのか、
それともさっきまでの掌の温もりが
なくなったからなのか涙と嗚咽が止まらなかった。
(たつ…どうしているんだよ……
たつはたっくんと幸せになればいいのに、なんで…)
思考が停止しそうな頭でそんな事を考えていると
隣でガサガサと物音が聞こえた。
「下野さん…？…おい…っ…どうしたんっすか？
おい…！」
「っ…たつ……たっくんはいいの…？」
俺はそう言ってベットに倒れこんだ。
たつは悲しそうに俺を見つめた。
24.困った人(達央サイド→←22.疲弊した姿。(達央サイド)
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雅 - 初コメです！たっつん大好きです！達×下はいいですね〜〜！更新楽しみにしてます！ (2017年1月25日 20時) (
レス) id: 35bb9a9344 (このIDを非表示/違反報告)
黒川真琴。(プロフ) - ツバキさん» おー！いいですね！わかりました！書いてて楽しそうです！少しふざけてしまうかもしれないですが大丈夫ですか？ (2016年12月30日 21時) (レス) id: 112fa9e092 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - リクいいですか？「梶さんと下野さんが仲良く話していて、それを見たたっつんが嫉妬する」というのをお願いします (2016年12月30日 11時) (レス) id: ee73c47551 (このIDを非表示/違反報告)
黒川真琴。(プロフ) - アリスさん» わかりました！遅くなると思いますがリク必ず答えます。 (2016年12月29日 20時) (レス) id: 112fa9e092 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 黒川真琴。さん» ひろたんの相談相手的な感じでお願いします！ (2016年12月29日 16時) (携帯から) (レス) id: 4064f43b90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒川真琴。 | 作成日時：2016年9月21日 18時
