小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 5

お 見 送 り　[ 225 ] ページ45

* 真愛side *


「 検査！？ 嘘！ 」


彩 「 嘘 じゃないよ 笑 。 」


　


優雨ちゃん と 朝 から お部屋 で 遊んでたら 、

彩ちゃん に 検査 に 呼ばれて 。




このまま 検査 に 行ったら

お見送り できなくなっちゃう って 思ったけど 、

逃れられる ような 状況 じゃなくて 。



　



彩 「 早く 終わらせたかったら 早く やっちゃおう？ 」


「 … わかった ……… 。 」


　


今日 は 血液検査 。

　


いつも は いやだし 、 今日 も やだけど

イヤイヤ 言ってたら 、

優雨ちゃん が 行くまで に 間 に 合わない！


　



「 ねぇ〜 今日 何本？ 」


彩 「 6本 だよ 」


「 多い！ 減らしてよぉ〜 」


彩 「 そういうこと は 先生 に 言ってくださ〜い 笑 。

はい 、 やるよー 」


　



いつもの ように 処置室 に 連れてこられて 、

椅子 に 座らされて 腕 に ゴム みたいなもの を 巻かれる 。



　


彩 「 んー … 出てこない ねぇ〜 苦笑 。 」



　


こんな風 に 看護師さん が 苦労してるのも

日常茶飯事 。

　

でも 今日 は これじゃ 困るのに〜 … 。


　



「 はやく！ 」


彩 「 はいはい 。 じゃ 、 刺すよ〜 」


「 …… いたっ 涙 」


彩 「 はい 、 もーちょっと …… 」


「 いたい 泣 」


　



6本 も 抜かれると 手 も しびれてくるし 、

流石 に きつくて 。



痛いし 怖いし 早く 終わってほしい 涙 。


　



彩 「 頑張れ〜 あと もうちょっと〜 … はい 、 おしまい！ 」


　



終わった って 思って 立ち上がると 、

途端 に くらくら して 、 思わず また 椅子 に 座っちゃった 。


　



彩 「 こんなに 血 抜いたんだから

そんな 勢いよく 立ったら 危ない って …

ちょっと 休んでから 行こう？ 」


「 優雨ちゃん の お見送り … 行くの … っ …… 」


彩 「 ちょっと 休んでから でも 十分 間 に 合うから … 」


「 … んんっ …… 涙 」



　


勢い で なんとか 優雨ちゃん の 元 まで いきたいけど ……

　


目 を 開くと ぐるぐるして 気持ち悪くて 、

それ が 怖くて 目 が 開けない分 歩くこと も できない 。


　



彩 「 真愛ちゃん？ お薬 入れるからね 大丈夫 だよ〜

ちょっと チクっと するからね 」


　


点滴 を 入れるのも 痛かったし 、

目 も ぐるぐるして 怖かったし 、

もう 真愛も 優雨ちゃんどころ じゃ なくなっちゃった … 涙 。

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