想い 229％ ページ29
白side
泣いていた
ただひたすらに、ボクに泣きついていた
この子が泣くのを、ボクは何度も見ている
でもそれは人のために泣いていた
誰かのために、涙を流していた。
だけど、今回は違う。
自分のために、泣いていたのだ
彼女は言う、両親や一族の皆が居なくなったのは、全て木ノ葉が仕組んだことだったのだと
それが悲しくて、それに気づけなかった自分が許せないと泣き喚く。
でも一時してから「木ノ葉は悪くない…全部、全部私が…」
そう言って気を失った。
きっと、Aは聞いて欲しかったんだと思う
誰かに、今の気持ちを。
こんな事を木ノ葉の住民である人たちに聞かせてもどんな顔をしたらいいかわからないと思う
きっと困った顔をするのが目に見えている
だから、Aはボクの前で泣いていたんだと思う
誰かに言えない分、溜め込んで溜め込んで…爆発して。
腕の中で眠る彼女の顔には涙がたくさん
それを優しく拭ってやる
…彼女は時折苦しそうに顔を歪める
もう、自分にこんな感情は無いと思っていた
いや、Aの存在が忘れさせていてくれただけなのか
今、ボクの心の中を埋め尽くしているのは明確に言えば�犹Π姚瓩里茲Δ覆發痢�
優しくて、誰よりも傷つきやすい彼女をこんな風にした奴らが許せない。
出来ることなら、ボクの手で…
彼女にはまだ汚れを知って欲しくないから。
ｲﾀﾁ「Aか…」
ｻｿﾘ「戻ってきてそうそう煩い声が聞こえて来てみればこれか」
桃地「おい白 オメェ妙な気をおこすなよ？」
白「…わかっています
わかっているんです…だけどッ!!
何でAがこんなに傷つかなきゃいけないんですか…！
Aが…何をしたって言うんですか…」
桃地「…オレ達はAに救われた身だ
そのオレ達がAのためだと言って人を殺めたらさらにAは苦しむと思うがな」
ｲﾀﾁ「…優しいからな、Aは」
彼らの言葉がボクを落ち着かせる。
そうだ、ここでボクが間違ったことをおこせばまた傷つくのはAだ。
家族であるボクたちが、今のAを支えてあげなければならない
白「すいません、Aの布団を誰か用意してくれませんか？」
ｲﾀﾁ「わかった、オレがしよう」
ｻｿﾘ「いや、オレがやる
お前はひっこめ」
白「…」
白side 終了
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♪青空♪(プロフ) - 受験お疲れ様でした！そしておかえりなさい！更新される時を待ってました！！これからも楽しみにしてます！頑張ってください（*＾＾*) (2017年11月23日 22時) (
レス) id: b134d5ba05 (このIDを非表示/違反報告)
六花亭(プロフ) - ああ！更新されてる！って思って早速読みました！本当にありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 60ea481198 (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - 絢兎さん» ハッピーエンド主義者目指してます←更新再開いたしましたのでぜひとも覗きに来てください！ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 16e4717c4b (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - やなごんさん» とても嬉しいです！更新再開致しましたのでよろしければ覗きに来てください！ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 16e4717c4b (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - 読む専門さん» 更新再開致しました！作者も復帰できて心より喜んでおります！またよろしくお願いします！ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 16e4717c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橄欖
| 作成日時：2017年7月17日 19時
