佰参拾捌の型 ページ38
.
バシャ!!!
有「なんでっ、」
あ「Aさん……!?!?」
無「兄さん!!!」
『ハックシュッ!! 寒…。
ってあぁ!すみませんあまね様、強引に引っ張っちゃて…!
無一郎くんもいきなりごめんね…!』
あ「いえ、私は何ともありません。
それよりAさんが…!」
『あまね様と無一郎くんが無事なら私も安心です。
ご心配ありがとうございます。』
無「Aさん…!」
『ふふ、大丈夫だよ。
有一郎くんは大丈夫?』
有「は?なんで…」
『見たところ濡れたり怪我したりしてないようだね。よかった。
無一郎くんを守ろうとしたんでしょう?ふふ、いい子だね。』
そう言ってAさんは兄さんの頭を撫でた。
『あ、ごめんちょっと濡れちゃった…』
有「っ!!!」
無「兄さん…!
本当にごめんなさい。本当に、申し訳ないです。」
『大丈夫だから、謝らないで?
有一郎くんを叱っちゃ駄目だよ。彼はとっても良い行いをしたからね。』
無「そんな…」
Aさんはもう一度優しく微笑んで、あまね様と帰っていった。
風邪引いてないといいな…
あの時─────押された時。
僕は体勢を一切崩さなかった。
これは自分の力ではない。
Aさんの動作によるものだった。
本当に何が起こったのかわからなかった。
気付いたら少し遠くに居て、気付いたらAさんが水を浴びていた。
これが鬼殺隊……?
でも普通の人間にこんな事できるのか…?
瞬く間に、本当に一瞬だった。
それに自分を犠牲にしていた。
凄いなぁ…!!!鬼殺隊!
かっこいい!!
僕はAさんに小さな憧れを抱いた。
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眠いちゃん - 可愛い…尊い…萌えるよ…神だよ… (2023年1月5日 20時) (レス) @page28 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
不死川実弥LOVE - 私も実弥LOVEです。 (2020年11月5日 17時) (レス) id: 101530242c (このIDを非表示/違反報告)
はぷはぷ島はぷ子((仮:小百合141 - あは…もう由亜さんの作品全部良い…1番のおきにいり作者さんですゥゥゥ尊敬の眼差し (2020年8月17日 0時) (レス) id: 1e0c41aa85 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 佰拾玖の型の朝すぎての所早朝だからに直した方が良いですよ〜! (2020年7月5日 18時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 佰拾玖の型の朝すぎての所早朝だからに直した方が良いですよ〜! (2020年7月5日 18時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年3月26日 18時