弐 ページ2
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でもそれは、私に向けてじゃない。
善「禰豆子ちゃんとね、めちゃくちゃ会話が続いたの!!!俺の話に笑ってくれたんだぜ??!?!!ひゃー!!!思い出しただけでご飯10杯はいけるよ!!!ほんとなんであんなに可愛いんだよ!!!ってかあれ人間なの!?!?もう天使にしか見えないんだけど!?!?禰豆子ちゃぁぁぁぁん!!!!!好きだよぉぉぉぉぉ!!!!!!」
『わかったから!うるさい!
好きとかそういうのは本人に言わなきゃ駄目でしょ?
でも禰豆子ちゃんの可愛さは異常だよね。』
善「いやいやいや言える訳無いじゃん!!!!本当に好きな子には言えないから!!!!!!!」
"本当に好きな子には言えない" か。
ズキリ 胸が細長い針で刺された感じ。
"嫌々ながらも聞いてくれるAちゃん、凄い好き。"
何回この痛みを味わってきたことか。
この痛みを味わう度に、私は善逸の事が好きなのだと思い知らされる。
幸い、私の音は聞き取りずらいらしく、善逸に心情を察される事はほぼ無い。
わかってる。本当に好きなのは禰豆子ちゃんで私はその恋の相談相手。
勿論2人の邪魔をするつもりは無いし、何より2人の幸せを願ってる。
でも何故か私の心は思う様にコントロール出来なくて、1人で勝手に傷付いて、1人で勝手に落ち込んでる。
『早く告白したら良いじゃん!』
善「いやいやいやいや馬鹿なの!?馬鹿でしょ!?馬鹿だね!!!」
『はぁ!?応援してあげてんの!!』
善「それはありがとうございます!!!」
『ふふっ、本当に早く告白するべきだと思うよ。禰豆子ちゃん可愛いから、いつまで経ってもうじうじしてると取られちゃう。』
善「確かにそうなんだけどさぁ…!!!勇気が出ないっていうか…。」
ごにょごにょ言い訳をする善逸。
『大丈夫!!善逸なら大丈夫だよ!』
善「何を根拠に言ってんのさ!!」
『……勘?』
善「1番信憑性無い!!!」
『もう!そんな事言ってたら何も始まらないよ。本当は今にでも言いたいんでしょ?』
善「なんでバレてんの!?怖い!!!」
『顔に書かれてるからね。』
善「そんなに俺わかりやすいかな!?!?」
『そんなにわかりやすいよ…。』
するとそこに禰豆子ちゃんが。
禰「あ、あの…善逸さん…!」
『あ、噂をすれば、だね。』
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まゆりゆ - 神作スギィぃぃぃぃぃ (2022年8月15日 22時) (レス) @page7 id: c6bd561f98 (このIDを非表示/違反報告)
みょーーん - 神だあああああああ (2020年3月24日 22時) (レス) id: c8f7c7b84a (このIDを非表示/違反報告)
ソーダー - ニュースですニュースです神作が降臨なさりました(便乗) (2020年3月24日 8時) (レス) id: 4b674ab2ae (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 神作が降臨なさった…(便乗)今後の展開が気になります!(^○^) (2020年3月17日 22時) (レス) id: d5f75fc928 (このIDを非表示/違反報告)
紅い林檎飴 - 降臨なさった…(便乗) (2020年3月15日 15時) (レス) id: dca5057563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年3月15日 0時