推しは守り助けるもの【鬼滅の刃】

参拾陸の型 ページ36

.






そして1年が過ぎた。
私は16歳。カナエちゃんは17歳。




「今日は新しく柱になる子を紹介しようと思うんだ。カナエ。入っておいで。」




「花柱になりました。胡蝶カナエと言います。これからよろしくお願いします。」




「カナエはAの継子だよ。皆、仲良くするように。」




「『御意。』」




「今日の柱合会議は終わりだよ。集まってくれてありがとう。またこの顔ぶれで、柱合会議を開ける事を願ってるよ。」




「『御意。』」




カナエちゃんはたった1年で柱という称号を手に入れた。

私も鼻が高いよ。ムフフ…。




ー





カナエちゃんには先に帰るように伝えて、今は宇髄さんと悲鳴嶼さんとお話してる。




「お前継子とってたんだな。派手に驚いたぞ。」




『取らざるを得ない状況でして…ねぇ？悲鳴嶼さん。』



悲鳴嶼さんはあれから胡蝶姉妹と遊んだりしてくれていた。
2人共懐いてたなぁ。


目の保養だったよ…



「まぁ…確かにそうだな…。もう1人の子はどうしたんだ…」





『あの子は努力が凄いので、時期に柱になるかと。』




「ほぉー？お前がそこまで言うとはな。

派手にすげぇ奴を期待してるぜ！」




『期待してて下さい。

ですが体が小さい子でして。
そこを補う為に今は突きの技を強化させています。』




「体が小さいなんて鬼殺隊士にとっちゃ致命的な事じゃねぇか？

突きだけじゃあ鬼の頸はきれないぞ。

隊士になれても柱は無理なんじゃねぇか？」




『ふふ、どうでしょう？

鬼の頸を斬らずに倒せる方法、彼女なら生み出すかもしれません。』




「！！…それはそれで派手だなァ！！いいじゃねぇか！」




『いやまだ決まった訳じゃ無いんですけど…』





「どんな手を使おうとも、鬼を殺せばこちらの勝利だ。私達が鬼を斬る度に、確実に鬼舞辻無惨を追い詰める事が出来ている…。」



悲鳴嶼さんの言葉に私と宇髄さんが強く頷いた。

参拾漆の型→←参拾伍の型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す