一級一年 【呪術廻戦】

一級 39 ページ40

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貴方side



貴方「もしもし、憂太さん」


取り敢えず五条先生に言う前に憂太さんに特級になる事を言う事にした


乙骨「Aちゃん、久しぶりだね」


相変わらず優しく綺麗な声で聞いていてとても落ち着く。里香さんが居なくなり、憂太さんは直ぐに海外に行ってしまった


貴方「今はどんな調子ですか？」


乙骨「特に何も変わりはないよ、Aちゃんは急にどうしたの？」


憂太さんが海外で何をしているのか詳しくは聞いた事がない。特にこっちと変わらないのかなと勝手に思っている


貴方「…私、特級になる事にしました…なのでお伝えしたくて」


そう言うと憂太さんが椅子から倒れるような音が聞こえた


貴方「だっ大丈夫ですか？」


乙骨「ごっごめん！嬉しくて…」


焦ったような喋り方な憂太さんに少し笑みが零れる


貴方「憂太さんは、優しいですね」


乙骨「そっそうかな？」


私の為にここまで喜んでくれるなんて憂太さんは本当に優しいと思う。普通椅子から落ちるくらい喜ばないでしょ


貴方「はい、とても優しいと思いますよ」


乙骨「ありがとう、僕は特級の試験とか受けた事無いからあまり分からないけど…頑張ってね」


貴方「…はい」


憂太さんと話す時間はとても心が落ち着く。
私はこの時間が1番好きかもしれない
なんて、里香さんの前で言ったら私殺されちゃうな〜、なんて事今は無いけど。現に里香さんを縛っていたのは憂太さんだし


乙骨「あ…えっと、それと」


少し慌ただしい雰囲気になった憂太さん
もしかして棘さん、真希さん、パンダ先輩の事かな？


貴方「皆さん元気にしてますよ。それに、皆さん強くなってます。真希さんは呪具の扱いが更に強くなって、棘さんは相変わらず吐血とかしちゃいますけど少しずつ強くなってますし、パンダ先輩も相変わらずお強いです」


乙骨「そっか」


憂太さんは安心したような声をしていた。
まぁ百鬼夜行であんなになってたしまたなってないか不安になるのは当然か


貴方「憂太さんが心配するほど皆さんは弱くないですよ」


乙骨「そんはつもりはないんだけどなぁ」


あはは、と小さな笑い声を零す憂太さん。


貴方「知ってますよ、少しからかっただけです」


乙骨「相変わらず意地悪な後輩だなぁ」


そう言っている憂太さんの声は怒ってもいないし嫌な気はしていない。寧ろ楽しそうだった


貴方「ふふっ、生意気で可愛いでしょ？」


乙骨「…うん、可愛い」


貴方「…え？」


今なんて？

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