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一級 37 ページ38

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貴方side




貴方「…ごめん野薔薇、これ以上はやっぱり話せない」


釘崎「え?どうして?面白くなる所じゃない」


伏黒「何か訳ありか」


貴方「思い出したら泣きそうでさぁ〜…」


傑さんの事を思い出したらいつも涙が出そうになる


貴方「百鬼夜行って…知ってる?渋谷と京都で起こった」


伏黒「っ!」


釘崎「聞いた事ならあるわ。それがどうしたの?」


傑さんが主犯の大事件…私は渋谷で呪霊の相手をしていた。だから最期に大好きな傑さんに会えなかった。会った時にはもう傑さんは冷たくなっていて高専に居た頃の優しい笑顔で話し掛けてくれる傑さんは居なかった。私は傑さんの事詳しくは分からない。でも、去年のあの傑さんは本当にまるで別人のように見えた


釘崎「…A?」


貴方「んーん、なんでもない!聞いてみただけ〜、どれだけ事件に詳しいのかな〜って」


釘崎「何よそれ」


クスクスと笑っている野薔薇、少し複雑そうな顔をしている恵


貴方「さて、明日は京都姉妹校交流会だよ!早く寝よ!」


釘崎「…そうね、伏黒、私は色々手入れがあるから先に部屋戻ってるわ、Aの事よろしく」


伏黒「あぁ」


野薔薇はおやすみ〜と言い一人で部屋に戻って行った。今は恵と二人きり
少し気まずいと思った


貴方「…あのさ、恵」


伏黒「どうした」


貴方「話聞いて…どう思った?」


伏黒「最後まで聞いてないのにどうもこうもないだろ」


これは最後まで話せと言う意味なんだろうか、でも、恵になら、恵にだけなら話せるかもしれない


だけど


貴方「そっか、じゃぁどう思われるか聞けるのはもう少し先かな」


今話せるほど私の心は落ち着いていない


伏黒「…そうだな」


貴方「恵も先に戻ってて、私はもう少しここに居る」


伏黒「分かった、ここで寝ないようにな」


貴方「はーい」


恵が心配そうな顔で教室から出ていった。
本当に昔から私の事気にしすぎだよ恵は、折角の人生もっといい女の子に目を向ければいいのに。

ま、恵の事情に踏み入る必要はないか


貴方「……傑さん…」


最後に貴方の優しいけど、少し下手な笑顔が見たかった…


五条「…大丈夫?」


貴方「せんせっ…」


聞かれてたのかな、どうしよう、本当に辛いのは先生のはずなのに、私がこんなじゃダメだよね…


五条「…妬けるなぁ、ずっと呪術の事教えてた僕よりも彼奴が好きなの?」


貴方「あはは、五条先生の方が好きですよ」

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(プロフ) - エマさん» 全然大丈夫です!自分が好きなように読んでくれたら嬉しいです! (2021年1月12日 22時) (レス) id: f0c165b77d (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 身長ってもう少し盛って読んでもいいですか?((この作品すっごい大好きです(^^) (2021年1月12日 22時) (レス) id: f35130f0b0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こぶらときゃらめるさん» すみません、すこし解釈違いをしていたみたいです。詳しいご忠告ありがとうございます。 (2021年1月9日 15時) (レス) id: f0c165b77d (このIDを非表示/違反報告)
こぶらときゃらめる(プロフ) - 続き つまり、呪力さえあれば実質誰でもできます。(ただ、この呪力操作がめちゃくちゃ難しいそうです。8、9巻参照) 反転術式の説明は2巻から抜粋させていただきました。この説明が不快に思われた方は申し訳ありません。 これからも更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月9日 15時) (レス) id: 83a403b084 (このIDを非表示/違反報告)
こぶらときゃらめる(プロフ) - すみません…知ってるかも知れませんが参考までに… 反転術式は術式ではなく呪力操作の類です。呪力はマイナスのエネルギーなので人を治すことには向きません。ですので呪力の掛け算、呪力(-)×呪力(-)=正のエネルギー(+)に変換します。これが反転術式です。 (2021年1月9日 15時) (レス) id: 83a403b084 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月6日 21時

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