一級一年 【呪術廻戦】

一級 14 ページ15

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貴方side


宿儺「小僧を人質にする」


伏黒「人質？」


宿儺「あぁ、俺はこれなしでも生きてられるがな、小僧はそうもいかん」


宿儺は虎杖の心臓を乱暴に投げる
あぁ、本当に嫌になる…どうしてこんな事をするんだ呪いは…命を粗末に扱う…まるでなかなか壊れない鉄とかでも扱っているように


宿儺「俺と替わる事は死を意味する。そして更に。駄目押しだ」


宿儺は指を飲み込む…特級呪霊が取り込んでいたんだろう…本当に最悪だ


宿儺「さてと、晴れて自由の身だ。もう怯えていいぞ、殺す。特に理由はない」


伏黒「…あの時と立場が逆転したな」


と小さく呟く恵…私はその言葉をわざと聞こえないふりをした
と言うか、虎杖が変わらない前提で話してるのかよコイツ


貴方「知るか、偉そうに話やがって…気持ちわりぃつか分かってねぇなお前」


宿儺「なんだと？」


明らかにイラついた顔をしている宿儺


伏黒「あいつは、虎杖は戻ってくる。その結果自分が死んでもな…そういう奴だ」


宿儺「買いかぶりすぎだ。こいつは他の人間より多少頑丈で鈍いだけだ。先刻もな、今際の際で怯えに怯え、ゴチャゴチャと御託を並べていたぞ。断言する。やつに自死する度胸はない」


本当に分かってないな…虎杖はきっと…戻ってくる…絶対にね…本当に笑っちゃうくらいバカだから…


貴方「うるせぇなさっきから！殺るんだろ？来いよ」


宿儺「ハッ、良いな、貴様のような生意気な小娘は嫌いではない。」


貴方「そりゃどーも、私はあんたのこと大嫌いだよ！術式反転、翠！」


恵は鵺を出していた。さっきから震えていたけど大丈夫なのかな…特級に慣れてないのか


宿儺「ははっ、折角外に出たんだ、広く使おう」


翠が軽々避けられた。なんだよコイツ！くそ強い…！恵は宿儺に体術を仕込んでいる。相変わらずだ


宿儺「フッ、面白い、式神使いのくせに術師本人が向かってくるか」


あぁ、どうしよう、今の状況だと恵に当たる可能性がある…


宿儺「もっとだ、もっと、呪いを込めて、打ってみろ」


貴方「恵！！」


恵が宿儺に殴られた。でも重症ではなさそう…大蛇をだして宿儺を捕まえている
いける…わけないよな

予想通り宿儺は大蛇を壊し、いつの間にか恵の背後に立っていた


貴方「！恵！」


宿儺「なぁ、言ったろ？広く使おう！」


貴方「！クソっ！術式反転！翠！！」


宿儺「小娘は先刻からみてばかりだな、力の調節ができないのか」


力の調節…私が苦手なことだ

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