一級一年 【呪術廻戦】

一級 31 ページ32

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貴方side



貴方「なにあれ…」


真逆、領域展開？なんであいつが…前は出来てなかった。と言うかあいつはまだ生まれたばかりってナナミン言ってたよね？そんな呪霊が直ぐに領域展開を取得したって事？
あれ、殴ってるのって虎杖？


貴方「虎杖！何してるの！」


虎杖「ナナミンが入れられたんだ！殺される前にぶっ壊して助けないと！」


貴方「ナナミンがっ！」


どうりで姿が見えないと思った…早く助けないと。どうすればいい。私も領域展開をする？いや、領域内にいないと意味は無い…
私も殴るしかないか。いや、私は脚力の方が強いから蹴るか…


虎杖「クソ！クソ！！はやくしないと！」


貴方「虎杖！焦って打撃を低くしないで！」


虎杖「っ！おっおう！」


今一番駄目なのは焦り、焦りで攻撃力が落ちるのは確か、落ち着いて、強く、一撃を大事に


ﾊﾟｷﾝｯ


貴方「！壊れた！ナイス虎杖！」


虎杖「うう！！」


虎杖は直ぐに中へ入っていった。私も入ろう…いや、必要ないか…
でもちょっと気になるから覗こ〜←


貴方「っと…うわ、手ばっかり」


気持ち悪〜、こいつは魂に干渉する術式だったよね、そういえば… でも、虎杖の心の内には触れちゃいけないものがあるから…


貴方「…おぉ…」


ツギハギの胸部から急に大量な血液が流れ出た
宿儺…なのかな…一撃でこんなに…流石は呪いの王…


じゃない！早く殺してやる！


虎杖「殺す！」


虎杖が走った途端、ツギハギは巨大に膨れ上がり、風船のようになった。最後の最後までしつこ奴…領域展開で相当な呪力を消費してる癖に

もう私が手を下すまでもなさそうだ。虎杖が〆てくれるだろう


貴方「は？」


ツギハギは爆発した。けどなんだろう。今までに比べたら手応え無さすぎる。いくら呪力を消費してるからといってあれがこんなに弱くなるはずがない…


真人「ばいばーい」


ツギハギは液状になっていた。排水口から逃げるつもりだ！


虎杖「っ！待て！！」


貴方「クソがっ！」


間に合うか！呪力を飛ばせ！彼処に目掛けて！


真人「楽しかったよ〜」


ﾄﾞｶﾝｯ


貴方「っクソっ！！」


私が狙った排水口にツギハギの姿はなかった。あぁ、本当に嫌だ。ここで仕留めるつもりだったのに！


七海「猪野君、本丸が排水口から逃走しました。ええ。私と居た地点から東南に向けてしらみ潰しにお願いします。今なら君でも払える」



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