Two legendary children【賢者の石】 (ページ16)

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女の子の友達ページ16

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パーシーの指示で女子生徒は女子寮に続くドアから
男子生徒は男子寮に続くドアからそれぞれの部屋へと入っていった

アンジェリーナという女子生徒に教えてもらった部屋に入ると、トランクがすでに届いている

ガチャとドアが開き、ふわふわの髪をした女の子がAに話しかけた

「あ、いた。てっきり迷ってるのかと思って探してたのに…貴方が相部屋の子ね！私ハーマイオニー・グレンジャー！よろしく｣

「私はA･ミルロッタ。よろしく！」

名前を聞くとハーマイオニーは一瞬止まりすぐにAの肩を揺らした

「A･ミルロッタ！？私貴方のこと知ってるわ。ハリーポッターと同じ伝説の子…それにミルロッタ家は皆魔力が誰よりも大きく持って産まれてくるって」

「そう、なんだ」

「知らないの！？それに噂通りミルロッタ家は皆美形だって…確かにすっごい綺麗」

急に褒めちぎられてAは脳内でパニックを起こしていた

普段から兄に褒めちぎられて慣れていたつもりなのだが…顔が熱くなっていくのを感じる

「ありがとう…？私にとってはハーマイオニーもとっても可愛いと思ってるんだけど」

「私が？なんだかAに言われると自信ついちゃうわ。」

嬉しい、と笑うハーマイオニー
Aは優しく笑うハーマイオニーを見てなんだか嬉しくなっていた

Aは誰よりも綺麗な容姿を持ち合わせている
今は比較的可愛い…の方だが

そのためか女の子の友達が出来たことはなく
Aの周りにはいつも男の子がいた

「私と友達になってくれる？」

「あら、友達って言わないとなれないものなの？私はもうAと友達だと思ってるわ」

「ほ、ほんと？嬉しい！これからもよろしくね！」

「ええ、よろしく」

もう遅いからとお互いベッドへと潜る
いい友達を持てたなぁ…とAは喜びを噛み締めながら眠りについた