逃がさない【リドル】※ ページ28
「やはり少し跡が残ってしまったみたいだね」
「……そうですね」
白い首に赤黒く残る首輪の痕
継続してAの首に存在し続けているリドルのユニーク魔法の産物は今でもAを拘束し続けていた
元の世界に帰ると言うAを拐かし誰の目にも当てない生活を送っている
Aが脱出を測ろうとした事はあるが様々な魔法が掛けられていて手も足も出ない
国で1.2を争う有名魔法学校の寮長であり、幼少期より頭角を現していたその才能を持つ努力家のリドルの魔力はそれだけ強力なものだった
ユニーク魔法は限定的なものも多ければ効果が薄かったり短かったりするが、リドルの魔法は数秒たりとも衰える様子がない
元々魔力を持たないAがどうするかなど分かるはずもないのだけれど
リドルが持っているのは魔力だけではない。秀逸な頭脳
部屋に人は1人も来ないし本当に上手くやっているようだ
何せあれから半年は経った
「今日も一日いい子にしていたね。褒めてあげよう」
「……はい」
Aはリドルが嫌いなわけではなかった
元々好きだったけれど突然閉じ込められたものだからその気持ちが少し薄まっただけだ
ほぼ毎晩体ごと愛される日々を過ごしていては胸の奥に閉まっていたはずの好意がまだ出しゃばってきてしまう
「……そんなに俯いてどうしたんだい？」
リドルがAの隣に腰掛けた
ずっとベッドの上から動かないAを案じてなのか
「いえ、なんでもないです」
「…………ほう、昨日は散々乱れていたからね…あれじゃあ腰を痛めても無理はない」
顔に熱が灯った
Aは昨日の情事を思い出して全身を疼かせる
「心做しか声も枯れている。余程良かったのかい？」
「ちが……」
リドルはそんなAを見て楽しそうに笑った
Aの腰にいやらしく手を添え反応を楽しんでからキスをする
何百回と交わしたのに未だに慣れない舌遣いのAにまたリドルは笑みを浮かべるのだった
「……さあ、今日は何処まで耐えられるだろうね？」
リドルの滑らかな手が、Aの服の中に入り込む
Aの白い腕、腹部、太腿にある、とても鮮やかとは言えない程赤黒い独占の跡が顕になった
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えっrrrrこれ1番Rじゃね？と思う作者です
リクエストでしたが前に書いた「悪い子には」の続編の様な形で書かせていただきました
のののんさんリクエストありがとうございました！
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ローズの薔薇 - リドルクン｡私アリスなの？アリスだったら良いのになぁ(幼い頃の自分の夢だったらしい)もし私をアリスにしてくれるかな？リドルクン。(ハートの女王) (2022年4月24日 15時) (
レス) @page34 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - けーくんエッッッッロッ！色気ハンパないです。最推し何です。けーくんのRお願いします。 (2022年3月5日 19時) (レス) @page48 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - え……？？絵がうますぎません？？？？物語も神ですし……有難うございますぅぅぅぅぅ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - ちょくちょくはさんでくるヤンデレ系がまた…最高ですね (2021年8月5日 19時) (レス) id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
riona - 物語も良き…絵も良き……ここは天国ですか？？ (2021年8月1日 17時) (レス) id: 235e0c7d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月6日 2時
