お代はからだで【フロイド】 ページ3
貪るように何度も角度を変えてキスをするフロイド先輩
ぢゅ、と下唇を吸われ。長い舌を絡めてきた
グリムが起きてしまったら、他の生徒たちが来てしまったらどうするの
フロイド先輩の余裕そうな態度は相変わらず健在であるが
「……っ、はぁ……」
やっと唇が離されると銀色の糸が唇と唇を繋ぐ
先輩の鋭い眼光に射抜かれ何かに巻き付かれたかのように体が動かない
「やば。小エビちゃんちょーおいしい……もっとちょうだい…？」
はぁ、と頬を朱に染めて大きな垂れ目を細め潤ませる
どうして突然キスなどしてくるのか、私の頭は中々理解してくれなかった
もう一度、と顔を近づけてくる先輩の顔を避ける
「わー！駄目です先輩！なにするんですかいきなり！」
「なにってぇ、対価払ってくれるんでしょぉ？それよりも小エビちゃん……あは、ちっちゃな顔真っ赤にしちゃってぇ……茹でたタコみたーい」
対価がそんなものだなんて今まで聞いたことがない
逃げるなら今しか、と体を捻るとふと足場がないことに気がつく
足場だけではない、そもそも座っているこの場所、妙に細いような……
「ぎゃ、ぎゃぁぁぁぁぁああ！？！」
「んだよ……うっっさいなぁ……」
不機嫌そうに顔をしかめたフロイド先輩にしがみつく
急に動いたことが気に食わなかったのか、足場がミシリ、と嫌な音を立てた
そう、ここは＿＿＿
「木の……うえ……？？！」
「小エビちゃん気づくのおっそー」
今までなぜ気づかなかったのだろうか
自分の無神経さにほとほと呆れる
いや、どうしてこの先輩は怖がらないのだ？？木の上ですよ？？これ軽く5mはありますよ？？フロイド先輩巨体なんですからちょっと自覚してください？？ていうか、え？
「まさか登ってきたんですか！？」
「そだよー俺すごいでしょ！あは♡」
すごいなどでは無い
先輩はパルクールが得意だと聞いたが矢張り計り知れない運動能力の高さだ
末恐ろしい……
「どうやって降りるんですかこれ！」
「んー？そ、りゃ、あ……こうやって」
「え……？ひゃあ！？」
フロイド先輩は私を軽々と担ぐとするすると木を降りていく
終始生きた心地がしない上にグリムが途中で起きてしまい、叫んだグリムにフロイド先輩が期限を損ねグリムを落とそうとしたのを止めることの方が余程体力を使った
その後安定に先生に怒られ、エースたちにはメンタルの心配を非常にされたのだった
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ローズの薔薇 - リドルクン｡私アリスなの？アリスだったら良いのになぁ(幼い頃の自分の夢だったらしい)もし私をアリスにしてくれるかな？リドルクン。(ハートの女王) (2022年4月24日 15時) (
レス) @page34 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - けーくんエッッッッロッ！色気ハンパないです。最推し何です。けーくんのRお願いします。 (2022年3月5日 19時) (レス) @page48 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - え……？？絵がうますぎません？？？？物語も神ですし……有難うございますぅぅぅぅぅ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - ちょくちょくはさんでくるヤンデレ系がまた…最高ですね (2021年8月5日 19時) (レス) id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
riona - 物語も良き…絵も良き……ここは天国ですか？？ (2021年8月1日 17時) (レス) id: 235e0c7d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月6日 2時
