奪いにおいで【ツイステ短編集】

Bite marks【ラギー】※ ページ14

ちょこっとっつかRです危ない！



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「ラギー先輩……っ！」


「……なんスか」





はぁ、と濡れた吐息が顔に降りかかる


サバナクロー寮にお邪魔して、辺りが暗くなって来たので帰ろうかと思ったらラギー先輩に抱きしめられ部屋のベッドに押し倒された


両腕を片手で縫い付けられ、添えられたもう片方の手が私の頬に添えられ＿＿＿ラギー先輩の顔が近づいてくる






「……っん……はぁ……」


「……ｯ…へぇ……可愛いじゃないスか、あんた」





何度も角度を変えて熱い唇が重なってくる

背筋が痺れて変な声が喉から出てしまった





ごくり、とラギー先輩の喉の音が聞こえて


ラギー先輩が動く度にベッドのスプリングが鳴ってよく分からないが羞恥心が体を襲った







どうしていきなりこんな事＿＿＿









「……やぁ……ｯ」

「やだ？そう言って本気で抵抗しないの、ほんっといやらしいっスね」






ラギー先輩はくすくすと笑って首筋に舌を這わせた



ぢゅ、と強い音がする。それと同時に痛みが首から頭を貫き声が漏れた



更に歯の感触が加わり、強く噛まれ先程とは比べ物にならない痛みが襲う



何度も、何度も








「あ！いっ…っ」

「はぁ……んっ……あっつ……」



ラギー先輩の顔が耳にまわり彼の呼吸音が鮮明に聞こえる

唾を飲み込む音、整わない息の音、水音、か細く聞こえる彼の喘ぎ声


全てが恥ずかしくてどうすればいいのか分からなかった





突然腕の拘束が無くなったかと思ったらラギー先輩はジャケットとネクタイを乱雑に脱ぎ捨てていた

シャツのボタンを手をかけ上から1つ……2つと外していく






それが全開になった時には鍛えられた腹部があらわになっていた


屈強すぎるレオナ先輩が隣にいるせいで分かりづらかったが、彼も大概鍛えているのかな。と考える




初めて間近で見る男の人の肉体に視線を奪われた

ニヤリと彼の唇が弧を描き、ツツ……と私の胸を指でなぞる







「何見てるんスか、変態さん」


「違……やっ……」





足の間に片足を差し込まれ、再び腕の拘束がかかると服のボタンが外されていく


嫌だと口からは溢れ出るが本心はもう分からない






「ラギーせんぱ……い……」

「……ｯ…ん……」




また唇が重なる


口内の奥へ奥へと求めてくるキスは苦しくて目じりに涙がうかぶ

名前を呼ばれ、彼の顔を見た



艶やかで、余裕のない表情が目にうつる









ボタンが全て外され、スカートに手をつけられるといよいよ抱かれるのだと彼に身を委ねた

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