はち ページ10
｢ほんっっっっっとへっっっったくそだよね、嘘が｣
｢ほんっっっとにむずかしゅうございましたのよ。なら声をかけてくださいまし｣
｢いやほんと、嘘ついたことないわけ？びっくりしたんだけどスカート履きたいからって……馬鹿じゃないの？｣
｢馬鹿、とは仰った方が馬鹿なのです！｣
｢ちゃんと会話しろお前ら！｣
屋上での、放課後の出来事
ちょっと来てと言われ、時間差できたら屋上の床を踏み締めた瞬間冒頭に戻る
そこで愛蔵さんもいた事に気がつく
｢……もういいや。馬鹿なのは分かったから今度はもうちょっとましにかわせるように努力してね……｣
｢……分かりました精進致しましょう。私、生まれてこと初めてこんなに馬鹿と罵られましたわ……なんて…ことでしょう……｣
｢馬鹿に馬鹿って言って何が悪いの｣
｢私！これでも以前の学校では学年順位5番目でしたのよ！！｣
｢成績云々じゃないんだよ！！｣
もう……どうしてこうなってしまうの……
私たちが2年後に幸せに結婚している未来が見えなくて絶望する
興味の持たれない人に興味を持たれようとするには……ここまで努力がいるのか……
幸せになりたいだけなのに
｢なあもういいか。というかお前ら本当に何がしたいんだよていうかこいつ何者？勇次郎の何？｣
愛蔵さんはスマホを弄っていた手を止め。ぴ、と私を指さす
勇次郎さんは隠そうとはせず全て正直に話した
｢………てこと。ねえどうにかしてよ｣
｢お前の結婚事情まで知らねえよ……ていうかなんでそんなに結婚すんの早いんだよ｣
｢親が決めた。もういっそした方がうるさくなくなるかなとって思って｣
｢お前な……バレたらどうするんだよ。こんなに早く結婚するアイドルなんて居ねえぞ？｣
｢……それもそうか……｣
｢ちょ、ちょっとお待ちください｣
なんだかこれ以上2人が話していると破談になりそうで。ていうかもう納得してしまってはいまいか
バツ2……バツ2だけは……
｢分かりました！大人しくしておりますのでどうかここはひとつ……｣
｢分かればいいの｣
フンっ、と笑うと愛蔵さんに行くよ、と言って屋上を後にした
私は、本当に馬鹿のよう
アイドルとして全力で生きている勇次郎さんのプロ意識が今になって身に染みてきた
そうだ。そもそもアイドルという仕事で結婚だなんて大事なのに
己のことしか考えていなかった
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메이 - めっちゃ面白い…続きが見れるまで毎日見ます (2022年12月8日 21時) (
レス) @page24 id: 36c85dd659 (このIDを非表示/違反報告)
コナミ - 更新、死ぬほど楽しみにしてます！ (2021年4月18日 4時) (レス) id: 80df884d08 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - まかろんさん» うきゃぁ！嬉しいです！最近お話かけ持ちしすぎて更新が疎かになっていること…まじで申し訳なさすぎて禿げそうです(白目)うおおおお頑張ります！ありがとうございます！！ (2020年5月3日 12時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - あ〜神だわ好きです(唐突な告白)更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年5月3日 4時) (レス) id: 349227220e (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - サクラ?さん» サクラ？さんんんん！！！こんな駄作まで見てくださって本当に本当にありがとうございます！！！(´；ω；｀)コメントもいっぱいくださって励みになっております！！嬉しすぎて笑みが止まりません！本当にありがとうございます！！！更新頑張ります！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年1月19日 19時
