漆 ページ8
「、、、理解出来んな」
『え?』
「お前はその大事な人達とやらが呪霊に襲われた時その場に居なかった、それ依然にそんな状況下だった事すら知らなかったんだろ?お前は何も悪くない」
『!、、クックク、フッ 分かってますよ、、、ちゃんと、』
「?何を笑っている」
『いえ、、分かっては、、いるんですよ、、、でも、、そう思わないとなにかに押しつぶされそうだった』
「、、、」
うつむき何かをこらえるように手を握り締める
右目の深紅の瞳の奥でゆらゆらと妖しい光が揺れる
『そんな時、、、とうとう呪術会に正体がバレてしまった
ちょうど一週間前、御三家や他の呪術師が集まる会合に来るようにとゆう手紙が届いた。
大方何を言われるのかは予想はついた、、私の術式は強力で同じ家系の血を引くものにしか受け継がれない筈だ、そして今、唯一その血を引くのは私だけ。
まぁ身体は女だしな 身篭る事ぐらいはできるはずだ。
まぁ産んだ瞬間私はタヒぬだろうがな、、、そんなこんなでもうどうでも良くなって、タヒのうとしたんですよ』
皮肉に満ちたような笑みを浮かべた
ソッ グイッ
『!!えっ、なに?』
頬を掴まれ赤い四つの目と目が合う
「その顔、つまらん。無理して笑うな」
『!!ジワァ ”まずいっなんか涙がっ”』
顔を背けようとするもビクともしない
『ちょっ!離してっ』
「ケヒッ その顔、その目はなかなか、、、」
『っつ、ち、近い、、、なんだそんなマジまじと見て』
「目を背けるな、、」
『!?』
「、、しかし分からんなぁ」
『?』
「お前のその性別、目、、血、気配
何故そんなにも違う」
『!、、そこは貴方と似たような感じですよ 生まれつき 』
「、、、そうか」
『、、、そろそろ離せ』
じっと口元を見つめ頬に添えた手の親指で唇をなぞる
『、、、”親指噛んでやろうかっ” ガブッ』
「ケヒッ」
「!!?なっ、、ん"ん"っ」
宿儺の唇が口を塞いだ
親指を噛んだ間から舌が入ってくる
『んっ、、っつ!、やめっんむっ』
口の中の血を舐めとるように深く口付けられ息が出来なくなる
『んんっ、、、プハァはぁ、はぁ、なに、すんだっ!』
「やはり良い血だな、それに、、、そんな顔ができたのか?」
『!!?』
息苦しさで涙目になり、息を荒らげ肩を揺らし羞恥心から頬を赤くする
右目はまだ紅色の光を灯したままの姿はなんとも妖艶だった
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ミズキ(プロフ) - ありがとうございます!!!これからも色んな宿儺様を書いていくので楽しみにしててください!! (2022年1月22日 11時) (レス) id: c9616b4eb1 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - 読ませていただきました!宿儺様が尊いですーーー (2022年1月22日 10時) (レス) @page17 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2022年1月8日 23時