ある人の親戚が､ヨコハマへ行く話２ (ページ26)

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6巻、〜5巻と6巻の間のはなし〜ページ26

#6巻の最後のほうに載っている話です

戦争中だが平和な旧晩香堂での出来事

それは乱歩の退屈から始まった

「暇だから遊戯(ゲーム)しようよー、何か提案ある人ー

あっ、ない？じゃもういいや。しりとりで『殺人事件』」

終わるのはっや

「乱歩さん。早速終わってるよ」

与謝野は書籍から目を離さずに云う

「ん？､､､､､､んー､､､､､､､､

浮かびません！流石、乱歩さん！強いですね！」

「妾ゃもうツッコまないからね」

「博識そうな国木田さんなら、何か知っているかもしれません。電話してみます！」

なんて賢治は慣れない携帯を取り出し、福沢に教えてもらいながら電話をかけ始めた

乱歩は「えー賢治くんそれズルじゃない？」と云っているが

そういう問題か？

「(あ、一寸面白くなって来た)」

与謝野も楽しみ始めればもう終わりだ

「賢治か、如何した」

「国木田さん、ンから始まる言葉って何でしょう？」

「？何だ、急に素っ頓狂な質問を､､､､､､」

そこで国木田は全てを察した

「(真逆、暗号！？

と云う事は､､､､､防勢(ディフェンス)側は現在窮地に陥り、賢治は俺にしか判らぬ救援信号をだそうと！？)」

考えろ国木田独歩！

"ンから始まる"ここから導き出される隠された意味を＿＿＿

待て､､､､､敵の片方は米国の組織

つまり"ン"から始まるとは日本語ではない

"Nから始まる"という意味＿＿＿＿！

ならば暗号の真意は､､､､､､

この間０.１秒

「判ったぞ賢治！その刺客はNがイニシャルの人物だな！？」

「なんの話ですか？」

『うわっ、急に大声出さないでくださいよ』

「(N､､､､､､ナオミ元気かなァ)」

因みに国木田、谷崎、Aは喫茶処のテラス先で寛いでいた

テラス席で良かったな

この後襲撃を仕掛けてくるNさんは、何処かでくしゃみをしていたとさ

「､､､､､､風邪か？」

『"ン"から始まる言葉なら植物の「ンジャナ」というものがありますよ。「ホソバワダン」や「ニガナ」ともいいますが』

「ンジャナ､､､初めて聞きました。Aさんは博識ですね！」

『いや、そうでも無いですよ。幼少期勉強にハマって、その時の名残りですし』

なんて会話もあったりした

読者の皆様、この度はお気に入り登録300人突破本当にありがとうございます。

もうすぐ400人というところで今？って感じなのですが

大変嬉しい限りです