2-6.躾 ページ8
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『まずいまずいッ、ちょっとエリちゃん？エリちゃんッ！！ケロちゃんと話してる場合じゃないってッ！！』
「あら？ずいぶん懐かれてるのねえ」
ｹﾛ「主人以外にこんなに懐くなんてあるんですね」
『そうじゃない
一瞬の出来事。視線を逸らした刹那、覆い被さるように飛びかかってきた
私に直接危害を加えている訳ではないため躾が下らない。
逃げるようにエリちゃんの方へ飛んでいくパピヨン達。そりゃそうか。いくら使い魔と言えど"蝶"と"蜘蛛"、力の差は歴然だ。
二つの目玉は私を伺い、三つの目玉はパピヨンすなわちエリちゃんの方へ向けられている。その他三つは残りはどこを見ているのか分からない。
静止をかける隙も与えられず、黒蜘蛛は上顎を広げエリちゃんへ飛び移った。
それと同時に、視界の端で火柱と水柱がぶつかり合うのを捉えた。ロビン先生の指示が聞こえる。
「退避ッ！！みんな早くッ＿＿」
二体の魔獣の哮り立った一声でパニック状態に陥る中、あるヒトの使い魔により騒ぎは収まった。
「粛にぃぃいッ！！」
もふもふなフォルムと化したカルエゴ先生が、アスモデウスの使い魔、"ゴルゴンスネーク"とサブノックの使い魔、"
「…タツバちゃん？」
「うそ、血が…」
直後、上顎により腕が貫かれた。
血が舞う。
主人に攻撃したことにより躾が下りその隙に召喚を解除、ただただ腕に血が滴り地面に落ちる。傷口の周りを蠢くような激痛が襲った。おそらく毒だ。
視界がぼやける。毒の影響だ。
エリちゃんとケロちゃんが混乱している。冷静じゃない。
『エリちゃん……無事…？』
声がかすれて上手く出ない。
彼女がか細い声で「うん」と頷いたのをぼやけた視界で確認した。
足元がふらつく。腕の方に倒れたら大変だ。
頭で理解していても体が言うことを聞かない。毒が回るの、はやすぎるだろ。
やばい、死ぬほど痛い
＿＿その後のことは、よく覚えていない。
目が覚めたのは医務室だった。
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シア(プロフ) - 最新待ってます‼︎ (11月11日 2時) (
レス) @page26 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫庵(プロフ) - 合格おめでとうございます！！これからも更新楽しみに待ってます(^^) (11月6日 0時) (レス) @page19 id: 110658a7c9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - ぬうからお名前変えました。 受験合格おめでとうございます！！！ (11月5日 20時) (レス) @page19 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - とっても面白いです！ずっと待ってます！ (8月7日 13時) (レス) @page19 id: f9e5903924 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 了解しました。受験勉強頑張っ！受かるように祈っておきます (7月2日 14時) (レス) @page19 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶漬けモドキ | 作成日時：2022年5月24日 17時
