2-22.弟組 ページ24
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プルソンに連れられ再び屋台広場に来たのは良いものの、あいつ着いた瞬間に家系魔術発動させやがった。
分かってる、認識されてはいけない家系だということは。
でもだからといって連れて行くだけ連れて行って一人にする所業には突っ込ませてくれ。
いや分かってるんだよ。分かってるし別にいいんだけどさぁ…あの場所からハナビ見れたのに(多分)。
私はよかったよ？君のお母さんと一緒に見ても。
というか隠れるなら群衆からじゃなくて母様から隠れろよ。
これらのこと一字一句全て紙に書き起こしてプルソンの背中に投げつけてやりたいが、そんな気持ちを飲み込んで魔りんご飴を購入した。
宝石のようなキラキラの蜜でコーティングされた魔りんご飴をス魔ホでパシャリと撮った。
撮った写真を見つめ、本命のそれにかぶりついた。
「ワっ！！」
突然の耳元でした脅かし声で、感動のひと口を吐き出すところだった。
魔リンゴ特有の甘みを閉じ込めた口をス魔ホを持った手で隠してバッと後ろを向いた。
「やっほ」
アンドロ、とその後ろにいるシャックスだった。こいつらとは前もプルソンといた時に喋ったな。あれからも何回か会話はしてるけど。
「タツバちゃんびっくりしたから俺の勝ちな」
そう言って不満そうな顔をするシャックスからお金を巻き上げるアンドロ。
おい、不満なのはこっちだよ。こちとら魔りんご飴吹き出すところだったんだぞ。
文句のひとつでも言ってやろうと口の中にあるものをいそいそと飲み込んだ。1口目なのに味わうことも出来なかった。
「ヒトの反応で賭け事すんな」
「いいじゃん！硬いこと言わずにさ」
とシャックス。それにうんうんと同意し頷くアンドロ。
何もよくねーよ。
「そんなことより聞いてよ！僕のねーちゃん寝坊でそのまま本祭来なかったんだけど！！」
「俺も兄貴に財布スられてさ〜」
なんだか話を逸らされたが寛大な心で水に流してやった。
この問題児二人の話を聞いて出た感想はうわぁである。
お姉ちゃんの寝坊は別にいいと思う。お姉ちゃんに来て欲しかったんだなと思ったくらいだ。
兄貴にスられたって、なんかこの弟にして兄って感じだ。
ふーん大変だったね、と言い魔りんご飴をまた一口かじる。さっきはまともに味わえなかったけど、そんな不満ををかき消す程の風味だ。
感想それだけ！？とか言って騒いでる問題児なんて知らない。
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シア(プロフ) - 最新待ってます‼︎ (11月11日 2時) (
レス) @page26 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫庵(プロフ) - 合格おめでとうございます！！これからも更新楽しみに待ってます(^^) (11月6日 0時) (レス) @page19 id: 110658a7c9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - ぬうからお名前変えました。 受験合格おめでとうございます！！！ (11月5日 20時) (レス) @page19 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - とっても面白いです！ずっと待ってます！ (8月7日 13時) (レス) @page19 id: f9e5903924 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 了解しました。受験勉強頑張っ！受かるように祈っておきます (7月2日 14時) (レス) @page19 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶漬けモドキ | 作成日時：2022年5月24日 17時
