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＊*
翌日。
あれから、お父さんとお母さんはまた心の整理がついた頃に話に来ると言っていた
看護師さんが弟をソファに寝かせてくれていて、私の分の朝食と、弟の分の軽めの朝食まで用意してくれた
「佐賀美先生から持って行ってくれと頼まれました。ここに、置いておきますね」
「あ…ありがとうございます」
私が丁度お礼を言った時、病室の扉がゆっくりと開いた
そこには、張本人の佐賀美先生が、欠伸をして立っていた
「んあ…もう起きてんのか。どうせなら一生寝ててよかったんだけどなぁ」
「それ、可愛い生徒に向かって言う言葉ですか……」
可愛くなんてねえよ、なんて言いながらも、その手には、解熱剤と冷えピタが握られていて。
コンビニの袋の中には、ゼリーやヨーグルト、スポドリなども入っている
「お前が倒れたって聞いたからびっくりしたわぁ〜。そのせいで昨日は酒すら喉を通らなかったし」
「そんなに心配してくれたんですね」
「まぁ一応、教え子だしな」
一応は余計です、と言うと、佐賀美先生は、一緒に買ってきたであろうビールを開けて、はは、と笑った
「いつも通りみたいで安心したわ」
「……はい。色々考えてはしまったんですけど。やっぱり自分、溜め込んじゃう性格みたいで」
情けないですね、と笑うと、先生は急に真剣な表情になって、私に向き直った
「…A。逃げることは、悪いことじゃないぞ。時にはそれが必要な時だってある。
実際、シマウマなんてライオンから逃げる生活したんだぜ？逃げるが勝ち、とも言うしな」
「すごく真剣な表情なさっても、そういう事しか言えないんですね」
「おい！俺は真面目な話してんだよ！」
「はいはい、分かってますって」
やっぱり、佐賀美先生の隣は落ち着く。
最初は、なんて適当な先生だとか、思ったけど。
私の話を真面目に聞いてくれて、
私の問題に、自分のことのように立ち向かってくれて、
「…先生、ありがとうございます。」
「なんだよ、急に。照れくさいぞ〜。おじさんに抱きしめてほしいのか？」
「えっ、ちょ！先生！酔ってますよね！？
ああっお酒くさい…！！」
「おらおらぁ、お酒くさいとか言うと、ぐりぐりしちゃうぞぉ〜」
「どこ触ってるんですか！変態！看護師さん！助けてください！！」
なんだかんだ言って、佐賀美先生も、私のこと、心配してくれてたんだな。
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天翔幻 - 涙腺が崩壊しました！何度見ても心にくるものがあってついつい泣いてしまいます( ω-、) (2019年11月10日 22時) (
レス) id: ad84c26723 (このIDを非表示/違反報告)
ほわ - 涙が止まりません！これって続編出ますか？作者さんのペースで頑張ってくださいね (2018年10月18日 19時) (レス) id: 90c7056bde (このIDを非表示/違反報告)
サク - ヤバイーめっちゃ泣きました(;ー; ) 元々涙もろいんだけど、こんなに泣くとは、、、更新頑張って下さい！！！ (2018年10月13日 7時) (レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - え、日和パイセン可愛かよ(真顔) (2018年10月9日 7時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - タイトル的に泣くとは思ったけど、ここまで泣くとは思わなかったw作者大丈夫ですか？？ゆっくりでもいいんで！また更新された時来るんで！作品消すとかより断然いいですし。気長に待ってます…♪ (2018年9月13日 23時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋@AI | 作成日時：2018年1月9日 1時
