study ページ4
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「あれれ？レオナくんとAくんじゃん！
超レアな組み合わせ！居残りかなんか〜？」
『あれ、ケイトくん』
「チッ……またうるせえのが来やがった」
たまたま僕達の教室の前を通りかかったケイトくんが僕達を見つけて笑顔で教室に入ってきた。ケイト・ダイヤモンドくん。何度か話しかけられたことがある。急に写真撮ろ！って言われて。
『そうなんだよね、僕の補習が多すぎて。今レオナくんに手伝ってもらってるんだ』
「へえ〜、意外！Aくんってちゃんと授業とか出てるタイプだと思ってた！」
それ遠回しに根暗って言ってない？？
ケイトくんの中での僕の印象って根暗なのか。
「あっ、そう言えばAくん見て思い出した！さっきマレウスくんがAくんのこと探し回ってたよ」
『……え、うそ。』
「そんなことで嘘言わないって〜！」
なんて言いながらけたけた笑うケイトくん。
やばい。今日なんかマレウス様と約束してたっけ僕。
……あ、やばい思い出した。今日はマレウス様に本を貸す予定で……やばいやらかした、早く終わらせないと殺されかねない。主にセベクに。セベクに。
『レオナくん、もっと早く手動かして、僕用事思い出した』
「あ？テメェの補習だろうがオイ」
『そうでしたすいません……あ、ケイトくん今から暇？』
「え"っ……いや、暇じゃなくもないけど、もしかして、Aくん……」
ケイトくんがあからさまに嫌そうな顔をする。
そんなに嫌そうな顔しなくても。
『お願い手伝って！何でもするから！』
「ええ〜っ！俺も巻き添え！？」
『三人で協力して終わらせよう！』
「元はと言えばテメェの責任だろうが」
「元はと言えばAくんの課題じゃん！？」
こんなに集中攻撃される僕って一体。だって仕方ないじゃん、授業ってほとんど知ってることばっかりで退屈だもん。でも魔法でインチキして終わらせたら、すぐにトレイン先生にバレるんだよね。あの人鋭い。
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作者名：たぴ | 作成日時：2020年5月16日 16時
