horror. ページ28
.
── 首に激しい痛みを感じた
その衝動で飛び上がると、そこには凛月がいた
「り、凛月?風呂から上がったの?」
凛月にそこまで問いかけたところで、俺は固まった。
── 凛月の口に滴る鮮血を、見た。
その鮮血は、ぽと、とベッドに落ちて染み込む。
ああ、染みが出来るとかそんなことも考える隙もなく、凛月はゆらりと近づいてくる
「……A、はあっ………」
「ひ、ひっ!」
熱の篭った凛月の瞳が、顔が、
俺の首筋にまた近づいてきて、
反射的に距離を取ろうとベッドから起き上がった。
── いや、起き上がろうとした。
「………すき、俺を、拒まないで……」
「えっ、ちょ、ま、り、凛月!!?」
「んふ、んふふ………」
「ひ、ひいいいいッ!!!?」
気味の悪い笑い声を漏らす凛月。
若干引き気味になる。いや、それどころじゃない、引いてる場合じゃない俺!!逃げろ俺!!!!??
だけど逃げようにも凛月にしっかりと肩を掴まれホールドされているので逃げられない俺。ああ終わった、俺の十七歳の人生終わった。
「ま、まだ死にたくない〜っ!!」
「んふふ、だいじょぉぶだよぉ、俺がいるから」
「その自信はどこから来る凛月くんや!!!
とりあえず離れて話をしよう!!!ねえ!!ウェイト!!ハウス!!ステーイッ!!!!」
「ふふ、俺のこと犬扱いするAも可愛いねぇ……♪Aになら犬扱いされてもいいよぉ……♪」
「違う俺はそんな趣味はない!!!待っ、ひっ、凛月!!!落ち着けって!!!また血を吸おうとすな!!!やめてええっ!!!」
「だって、そんなに甘い匂いさせてるあんたが悪いでしょ……?」
「えっこれ俺が悪いの!!?逆ギレ!!?」
終いには俺の上に馬乗りになって頬を赤らめる凛月。
その顔はファンにしてあげてくれ。俺にファンサされても困る。俺はファンじゃないから。
だから!!!俺はお前のファンじゃないからそうやって顔を近づけてこないで!!!ウェイトハウスステイって言ったのが聞こえなかったのかお前は!!!
*._
コロナ太りというものをしてしまいました。
594人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そぬん - 読むたびに笑ってしまっているような気がするぐらい面白かったです!!個人的に主人公とキャラクターたちの会話が好きです!!!そして、嫉妬深い英智さまが色気ありまくりでにやけてました!!!更新、楽しみにしています!! (2020年7月25日 1時) (レス) id: 19aa650d6b (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - ぐうおおおおさん» うわああコメントありがとうございます!!これからも早く更新できるよう頑張ります!!私もコメント頂いたときに舞っちゃいました(笑)勉強ってほんとになんであんなやる気出ないんでしょう、、お互い頑張りましょうね!これからもよろしくお願いします!! (2020年4月18日 11時) (レス) id: 52f012b127 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおおお - めっちゃ面白くて大好きです、、更新が嬉しすぎます!!1話更新される度に舞ってます。すごい関係ないですが、私も来年受験なのにほんとに勉強する気ないです笑笑お互い頑張りましょ、、作品いつまでも応援してます!! (2020年4月18日 10時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たぴ | 作成日時:2020年4月10日 18時