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「まさか窓から来るとは思っていなかった。トントンが胃を痛めるだろう、もうするじゃないゾ」
「一番痛めさせてんのグルッペンやけどな」
顔の良い金髪が顔の良い金髪と喋ってる……ぅ゛。
「さて、来てくれたということは俺たちの戦争に協力してくれると言うことで良いんだよな？」
「詳しく説明してくれ。なぜ私の力が必要なんだ」
実は昨日全く聞いていなかったとは言えず、説明を求めた。顔の良い金髪……グルッペン・フューラーは、ニコニコと嬉しそうな顔をして、戦争について話を始めた。
「私たちは、近い将来G国と戦争をする。しかし、そこで問題が上がった。G国には、魔女がいるらしい。現在の科学では魔女には勝てない。うちの科学班はとても優秀だが、今度の戦争までには間に合わない。だから、協力してほしい。
数年前、お前を尊重すると言ったその口で、協力を求めるのはおこがましいと思うが……」
綺麗な目が一瞬伏せられた。窓から入った太陽の光がまつ毛に当たって光って、あんなに戦争について喋っていた人間が儚げに見えた。ああ、そんな顔をされると了承せざるを得ない。
「……構わない。あくまで、魔女を無力化するだけだが、それで良いのなら」
大昔から喋り続けていたせいで、口に出す言葉が全て高圧的になってしまう。恐れている人間に対して話す言葉は高圧的でなければならなかったから。彼らに対しては高圧的になる必要は無いけれど、それでも癖というものは恐ろしい。
「勿論構わないゾ！さて、それでは名前を教えてくれ。契約書を書かなくてはな」
ふふん、と嬉しそうな顔をしてグルッペン・フューラーは紙にサラサラと契約条件を書き出した。
その時、扉がノックされる。
「グルッペンさん、先輩知らないすか…、あ、こんなとこに居たんすね」
私が不利な条件でも良い。こんな美形に囲まれて過ごせるのなら、どんな条件でも飲む。だから、早く契約しよう。私は逸る心臓を抑えた。ドキがムネムネしちゃうよ…………。
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なのな(プロフ) - 完結おめでとうございます！設定がすごく凝ってて面白かったです！今作も素敵な作品をありがとうございました！ (2021年1月15日 19時) (
レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 更新早いし話も面白いし…崇めますね(？)(訳:ランドルせ様＝the・神) (2021年1月15日 18時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
へけ太郎 - 完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！次回作も楽しみにしております！これからもささやかながら応援させていただきますので、お体にお気をつけてお過ごしください！ (2021年1月15日 17時) (レス) id: 246fbb21fa (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - なコさん» 三日に一本新作を出してる気がします笑。更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年1月13日 0時) (レス) id: 1e4b41ea08 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - 花金鳳花さん» コメントと応援ありがとうございます！頑張ります！ (2021年1月13日 0時) (レス) id: 1e4b41ea08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年1月11日 23時
