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−鬱先生視点−
革靴の音が良き響く裏路地で、息も絶え絶えに今にも死にそうな男を眺める。
「オッサン、死にそうやね」
「た、たすけて、くれ」
胸に刺さったままのナイフのせいでギリギリ生きているらしい。男の髪を掴んで持ち上げる。焦点の合わない目で何とかこちらを見てみようとしているらしくて、変な呻き声まで聞こえてくる。
「情報を持ち出した男に情けを掛けるような男やと思う？」
その声が聞こえたのか、俺の名前を小さく呼ぶ。
俺はそんな懇願を無視して、胸に刺さったナイフを勢いよく抜いた。そこから血が驚く程出て、秒速で体が冷たくなっていく。
コイツは俺達の情報をどこかに売っていた悪いヤツだ。そしてさっき出会った女はその仲介役と言ったところだろう。どこからか俺達がこの男に気付いたことに勘付き始末した……と言ったところだろう。
「うーん、名前くらい聞いとけば良かったなぁ」
情報の仲介役っていうのは命を狙われやすい。というのにまだ生きているということは、相当運が良いか、まだ仲介役を始めたばかりなのか、それとも相当頭がキレるかだ。長く息づいているのであれば、彼女の持つ情報は多く膨大で、そして価値のあるものだろう。
一発十銭ってのも惜しい…。と下衆な考えを持ちながら、グルちゃんに始末完了の連絡を入れる。
彼女の漂わせていた香りに既に囚われていた。それが煙草の香りなのか、それとも彼女自体の匂いなのかはわからないけれど。
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なのな(プロフ) - 完結おめでとうございます！まさかまさかの死ネタで…死ネタ大好物なのでとっても美味しかったです…！ハピエンもついニマニマしてしまう展開で幸せいっぱいです^^これからもご無理なさらず、素敵な世界を描いていってください！素敵な作品をありがとうございました♡ (2023年1月17日 15時) (
レス) @page33 id: 6c4616e779 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ハッピーエンドもバッドエンドもどちらも好きです！最初の頃から見ていて、とても惹き込まれる素敵な作品でした！今もう感極まって…語彙力が消滅したので文章が変でもお気になさらずに。改めまして、完結おめでとうございます！！！ (2023年1月12日 23時) (レス) @page33 id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - 海さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！！ (2022年7月26日 17時) (レス) id: 29ab01aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
海 - うわぁめっちゃタイプな作品だぁ。こういう夢主ちゃんを待ち望んでいたんです。更新待ってます！ただし無理のないように。 (2022年7月25日 9時) (レス) id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - 車道さん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですみません……。必ず完結まで書ききりますのでご安心ください！更新頑張ります！ (2022年7月7日 3時) (レス) id: 29ab01aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2022年3月8日 20時
