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私の目の前には七人の悪魔が揃っている。シャオロンくんとウツくん、そして豚の悪魔……、トントンくんに這い寄る悪魔として有名なゾムくん、私と同じくらいか少し低いくらいのロボロくん、そして一コ上の先輩のショッピ先輩とチーノ先輩だ。
「とりあえずそのストーカー悪魔が諦めるように俺らのうちの誰かに一週間彼氏のフリをしてほしいと」
うん、と頷いていれば、自分は彼氏役を出来ないからという理由で不貞腐れたウツくんが横から口を出してきた。
「ちな、それで諦めんかったらどうすんの？逆上したりとか、無理矢理手篭めにしようとする悪魔やったり」
「大先生、ヒモ男の好む女の特徴的な性格って知ってますか？」
「うん？知らん」
「大人しくて従順か、もしくは自分のことを何があっても好きでいてくれるかどうかです」
その言葉に全員がこちらを向いた。全員から視線を感じ、ぽぽぽ、と頬が赤くなる。恥ずかしいという感情と、大人しくて従順だと思われているのがなんだか変な感じだ。
「Aさんは初恋もまだなサキュバスですから、オトせばそれはもう入れ込んでくれるだろう…、という思惑があるんじゃないですかね」
「さすがやなチーノ女騙してるだけあるわ」
「人聞きの悪いこと言わんとってくれます！？……こほん。何があっても好きでいてくれるかどうかは重要です。お金を借りるのも無茶振りするのも、お前のことが好きだから…とか適当な前置きをしてから言えばそれだけで許してしまう人って結構いるんです。でもそのターゲットに彼氏がいれば……、話は別ですよね？」
なるほど、とウツくんが納得したように頷く。そして、私の向かいに座っていたはずが私の隣へと椅子を移動して座る。
「え、あの……？」
「面接はじめまーす」
「は？」
「俺は彼氏のフリ出来やん言われたから、お前らがどれくらい彼氏のフリ上手いか見極めたろって言っとんねん。ほら一人ずつ自己紹介してって？」
突然ウツくんの面接官ムーブが始まって困惑した。なのに他の我々師団の悪魔たちはそんな無茶振りにも慣れているのかゴソゴソと姿勢を正し始めた。
「……え、ほんとにやるんですか」
「もちろん」
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うほほ☆ - シャオさんカッコよすぎません？…めっちゃきゅんきゅんしました…神作品ありがとうございます。これからも応援してます！ (2021年5月22日 14時) (
レス) id: bae26ed64c (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - ﾅｱ↑んでそう言うのかけんの？! (2021年5月22日 6時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - あああああー！心がキュンキュンするんじゃぁー (2021年3月22日 19時) (レス) id: 8bb69cd5b7 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - 悶え死にましたわ... (2021年3月11日 21時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜（ハクグン）(プロフ) - はぇーキュンキュンするんじゃぁ…サキュバスちゃんかわええ…やっぱランドルせさん神だったりしません？？終始楽しく読ませていただきました。素敵な作品ありがとうございました、これからも応援させてください！！ (2021年3月7日 13時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年2月25日 13時
