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ふと視線を感じて顔を上げれば、遠くの方にトントンさんが居た。他の人がいないから、きっとスキルエッグを買いに来たんだと思うけれど…、なんであんなに遠くに居るんだろう。
じーっと見つめていれば、トントンさんがおずおずと近付いてきた。
「……えっと」
「お久しぶりです、トントンさん！スキルエッグ買いに来たんですか？」
「あ、おん、せやで。120ずつくれや」
「わかりました！」
袋にスキルエッグを入れていきながら、トントンさんを見上げる。視線は全然合わなくて、なんだか少し照れているようにも見える。
「トントンさん、あんまり買いに来てくれないですよね。鬱先生が多いというか…。今も視線合わないし……。…………もしかして、私の事好きじゃないですか？」
「い、いや、ちゃう！……なんというかその……、あんまり女性と話すことなくて、慣れてないだけやねん。気にせんとって」
しょぼん、とあからさまにしょげて見せれば、トントンさんは慌ててそれを否定してくれた。その様子が少し面白くて、それを証明するように顔が少し赤いのも見えた。彼らの中では一番リーダーっぽくて、大人なイメージがあったのに、そんなトントンさんでも女性と話すのが苦手なんだって言われると以外で少し笑ってしまう。
「大丈夫です、少し気になっただけなので……」
「いや、それに関しては俺が全面的に悪いというか」
そんな意味の無い譲り合いをしながら、スキルエッグが詰まった袋を手渡す。
「あ、ありがとな。……次はもうちょっと視線合うように話すわ。今更やけど失礼やもんな」
「ほんとに気にしてませんから！ふふ、またよろしくお願いします。待ってますね」
にこ、と微笑みながら手を振るとトントンさんはまた顔を赤くして顔を逸らしてそそくさと去っていってしまった。
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なのな(プロフ) - ランドルせさん» よ、よかったぁ！やっぱりそうでしたか！細かいところまで考えられていて本当にすごいです…！！感動しました… (2021年1月9日 8時) (
レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - なのなさん» よく気付きましたね！狩人が連れて行ったのも、彼がこっそり設置したことに関係してます！私もうろ覚えで書いていたので、気付かれると思ってませんでした笑。普段は完結済みの作品に来たコメントは返さないんですが、気付いてくれて嬉しいのでつい返事しちゃいました笑 (2021年1月9日 0時) (レス) id: 1e4b41ea08 (このIDを非表示/違反報告)
なのな(プロフ) - もし違ってて不快な思いされたらすみません、読み返してて思ったのですが、夢主が拠点に移住？したのって本編でスキルエッグ無限看板みたいなのが設置された…あれ…ですか……？語彙力なくてすいません…あと記憶違い…かもです…もし違ったら本当ごめんなさい… (2021年1月8日 22時) (レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ(プロフ) - 面白くてイッキ見しました！最後のスキルエッグ売ってますのとこ滅茶苦茶感動して泣きそうになりました…（）完結おめでとうございます! (2021年1月7日 17時) (レス) id: 1f364383be (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - うわぁ今日学校あんのに見てしもた…めっちゃ好きです…！！ (2021年1月7日 3時) (レス) id: d17bc84797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年1月1日 2時
