ぬくもり

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ar.



車を出して急いで山田の家に向かう



インターホンを鳴らそうとした時、

誰かが歩いてくるのが見えた


山:あ、大ちゃん…？！


有:山田！大丈夫か？
全然来ないから心配したよ…


山:ごめん、さっきグループに連絡入れたんだけど、寝坊しちゃってさｺﾎｯｺﾎｯ…


そう言う山田は心做しか元気がないように見える


有:風邪まだ治ってない？


山:ん？ううん！そんな事ないよ
咳はいつも長引くのよ


そう言って誤魔化してるけど、きっと悪化しちゃってる。急いで出てきたのかすっぴんだから、顔が赤いのバレバレ…


有:あ…


山:ん？


メンバーに連絡しようとスマホを開くと、何件もの通知が。


薮「山田遅れるって、今から出るみたいだからすれ違うと行けないから戻ってきな」


薮「不在着信」


薮「不在着信」


知「不在着信」


知「電話でてー」


何故かマナーモードにしてたから全く気づかなかった…


有「山田と会ったよ、体調悪化してるっぽいから休めるスペース作っといて！」


薮くんに返事を送信した。


有:山田、俺車で来てるから一緒に行こ


山:…(俯いてる)


有:山田？大丈夫？


山:ん？


有:一緒に行かね？俺車だし


山:いいの？


有:もちろん


こんなぽわぽわしてる山田に運転させるなんて怖すぎる。


ゆっくり歩く山田に合わせて駐車場に向かう



有:寒かったらそこのブランケット使ってね
わりぃ直ぐには暖かくならないからさ


山:ありがと…


そう言うと窓に頭を預け目を瞑った


辛いんじゃん、、


大丈夫かな、



山:ｺﾞﾎｯｺﾞﾎ…ｹﾎｯ




しばらくすると、横になってブランケットをかけてる。



息荒いし咳してるしつらそうだな…


ﾋﾟﾛﾝ


ちょうど通ったコンビニに車を停め、通知を見る


薮「マネージャーさんが熱あったら病院連れてってだって。陰性出ないと仕事できないから」


有「了解」

とメッセージを送り、方向転換していつもの病院に向かう



病院に着いても、"へーき"と言い張る山田をやや強引に連れて行き、熱を計れば38.6度もあって、流石に認めてくれた






検査結果は陰性で、本人もほっとしたみたい笑







強めの解熱薬を処方してもらい、
急いで皆の元に戻った

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