お前は俺のものだろう？【おそ松さん】

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一松side


ｷｨｰ……


一｢失礼します社長……いや、おそ松兄さん。｣

お｢おぉ！よく来たな〜笑｣

一｢社長に雇っていただきましたから。｣

お｢もー、一松は堅いな笑 もっとリラックスしようよ。な？｣


ｿﾞｸｯ……


妖艶な笑みを浮かべた兄さんは、やっぱり俺の知ってる兄さんじゃなかった。









僕達の兄さんを返せ……









カラ松兄さん、チョロ松兄さん！

ーーーーーーーーーー


十四松side



十｢〜。それではまた来週あいましょー！｣


〜♪


ﾃﾞｨﾚｸﾀｰ｢はい。お疲れ様でしたー！｣

十｢ありがとうございます！……あ、チョロ松兄さん！｣

チ｢ん？何、十四松。｣

十｢ｯ……えっと、あの、疲れてる？｣


目の下には隈が黒々しく出来ていた。

その目は随分と冷たくて。

心なしか発せられる言葉でさえも凍り付くような冷たさだった。


そんな兄さんは……


チ｢ｱﾊﾊｯ！｣


……乾いた笑いだった。


十｢兄、さん、？｣

チ｢いやー僕もとうとう弟に心配されるようになっちゃったかー笑｣

十｢は……いや、そんなことでも……｣

チ｢けどさ、ちょっぴり、ウザイんだよね。｣


兄さんじゃない。

違う。


十｢……お前誰だ。｣

チ｢え、何お前。俺に向かってお前って？……ふざけんのも大概にしろよ。｣

十｢兄さんじゃない。お前誰だっつってんだよ。｣

チ｢あ"あ"？！やる気かおい。｣

十｢……｣


僕らは高校生の時、結構やんちゃしてたから喧嘩もよくした。

けど今は社会人だ。

こんなところでやっちゃいけない。


十｢……外出るぞ。｣

チ｢ったり前だわ。｣

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