【REBORN!】エンティティさまが僕を消すまで -11-【DBD】 (ページ26)

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パーティーでもいつもの2人。ページ26

なんとなく恭弥を遊ぼうと誘って、昼下がりの屋上で武器をぶつけ合う。好きな人とこうやって遊ぶのはおかしいんだろうなと思いつつ、これが僕たちの普通だからまあいっかって思い直した。

だって、今更遊ぶのをやめられないんだもん。人間と遊ぶのなら、恭弥が一番楽しいって知ってる。本当はリボーンとも遊んでみたいんだけど、本人にはその気がないんだから、夢のまた夢って感じ。

振り抜かれるトンファーは恋人相手だからといって鈍ることもなくて、それもまた楽しい。戦っている間は恋人じゃなくて、咬み殺す相手としてしっかり見てくれる。
だから、飽きないのかな。回数を重ねるたびに強くなるし、最近はちょっと苦戦しちゃう。

武器を交差させて睨み合っていると、上空からリボーンが降ってきた。そして、僕たちを呆れたように見る。

「恋人になったっていうのに、お前らはそればっかりだな」

「……赤ん坊、邪魔しないでくれる？」

「普通はデートするもんだろ？」

睨んだって流されて、武器を下ろした。恭弥もトンファーを下ろして、僕たちに近付くリボーンを眺める。

「そんなわけでお前らにいいもんをプレゼントだ」

帽子の下から取り出されたのは紙切れ1枚。ずいっと差し出されて思わず受け取ってしまう。高級感満載のチケットのような紙には『ボンゴレ9代目誕生パーティー』と大きく書かれていて、その下に日時と場所が。
次の日曜日、16時からって書いてあるけど、これって行かなきゃいけないの？

僕の手元を覗き込む恭弥にも見えやすいように紙を傾ける。