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「リングを敵にわたして引き上げろ隼人！！こんなもんでくたばるなんてバカげてる！戻れ！」
『ふざけんな！オレが負けてみろ！1勝3敗じゃもう後がねぇ！！致命的敗北なんだ！！』
「おまえの相手はいかれちまってんだ！もはや勝負になっちゃいねぇ！戻るんだ！！」
『手ぶらで戻れるかよ！！』
どんどん爆破が進んでいく。さあ、獄寺隼人はどうする？
「ふざけるな！！何のために戦ってると思ってるんだよ！！」
うん、言うと思ってた。沢田綱吉のことだからね。良い取捨選択だと思うよ。こういうものに対してなら、迷いなく判断を下せるくせに。もったいないな。
「またみんなで笑いたいのに、君が死んだら意味がないじゃないか！！！」
言い終わったと同時に図書館のハリケーンタービンから警戒音が鳴る。モニターに砂嵐が映って、爆発したんだと悟った。へたり込む沢田綱吉は今にも泣きそうだ。
そんなとき、廊下の奥から獄寺隼人がふらつきながら歩いてくる。あと少しのところで倒れ込んだ獄寺隼人に駆け寄っていった3人。
そんなとき見知った気配を感じて、冷や汗を流す。これ、ヒバリさんの気配だ。校舎がこんなふうになってたら、すごく怒るよね。何なら連帯責任で僕まで怒られる！いっそ戦いに発展してほしいんだけど、ヒバリさんは僕が喜ぶからと怒るときに武器は持ち出さない。
何するかって？正座でくどくどお説教されるんだよ！足は痺れるし、耳は痛いしで良いことなんてない！
どうしようどうしようと逃げ出したい気持ちを抑えながら、辺りを見渡す。
「それでは次の対戦カードを発表します。明晩の勝負は雨の守護者の勝負です」
「この時を待っていたぜぇ！やっとかっさばけるぜぇ！前回の圧倒的力の差を思い出して逃げんじゃねーぞ、刀の小僧」
「ハハハ、その心配はないぜ。楽しみで眠れねーよ」
みんなは気付いてないの？じゃあ、僕は逃げてもいいかな？そわそわとしている僕を見たリボーンはふっと笑う。リボーンは気付いてるんじゃん！
じりじりと後退りをしていると、向こう側の隊員がやられていると報告が上がった。ああ……終わった……。
「あいつが修行から帰ってきたんだ」
「あいつ！？」
「ぐあぁっ！！」
吹き飛んだヴァリアーの隊員と角から出てくる人影。トンファーを持った人影は間違いなくヒバリさんだった。
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怜(プロフ) - リィさん» ありがとうございます！！面白いと言っていただけるとやる気が出ます！まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜！ (2022年10月7日 0時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…！楽しみすぎてつらい…！！なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2022年10月1日 3時
