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ただ風が吹き荒れるフィールドでどうやって攻撃を当てるか、だけど。獄寺隼人が取り出したのはダイナマイト。その武器から変わらないってことは、工夫をしたってことなんだろう。


「当たんねーボム当たるようにするために、ナンパ返上でつきあったんだぜ。かつて天才の名をほしいままにしたこのオレがな」

「え……!?」

「そうなの?養護教諭が?」

「本当オレに厳しいなおまえは!!」

「普段ぐうたらしてるから。前任の方がまだ仕事をしていたよ」


涙目で僕を見るシャマルを信じられないという気持ちで見つめ返す。天才って称されるような人には見えないんだけど。でも、ヴァリアーもそんな反応だったし。裏の世界はよく分からないね。

ふいっと目を逸らして、モニターを見る。投げられたダイナマイトは火花を散らして方向転換をした。そのままベルフェゴールの元へと飛んで命中する。
なるほど、考えたね。機動力を補ったのか。狙いさえできれば、戦いの幅は広がる。いいね。遊ぶ相手くらいにはなれるかもしれない。


「A、殺気はしまえ」

「ただ遊びたいなって思っただけだよ?」

「物足りねーだろ。そのうちオレが相手してやる」

「……いつもそうやってはぐらかすクセに」


頬を膨らませてリボーンを見る。とはいえ、無意識で殺気を出しちゃうのは良くないね。気が緩んでる証拠だ。引き締めないとね。


『うししししし!!あぁあ゙〜っ!流しちゃったよ、王族の血を〜〜!!』


頭を抱え込んだベルフェゴールが叫ぶ。その様子があまりにもおかしくて、どこか僕に似ている気がして、口角が釣り上がった。

随分と前、初めてオーバーブロットを食らったときの、流出されていた動画に流れていた僕も、あんな感じだった。イカれているんだよ、僕も、彼も。


再びダイナマイトが投げられて、ベルフェゴールは緩慢な仕草でそれを見る。そうしてダイナマイトに突っ込みながら、最低限の導線をナイフで切った。爆発から飛んで躱し、そのまま獄寺隼人にナイフを投げる。
突風で軌道を変えたナイフを避けた獄寺隼人。それもワイヤーで顔を切られてしまった。あれ、もしかしてワイヤー使いでもあるってこと見破ってなかったの?

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(プロフ) - リィさん» ありがとうございます!!面白いと言っていただけるとやる気が出ます!まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜! (2022年10月7日 0時) (レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…!楽しみすぎてつらい…!!なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください!! (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年10月1日 3時

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