検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:11,139 hit

*** ページ3

ひとまずリングの保持者じゃない僕は少し下がろうと思って、一際オーラを放つその人に釘付けになる。ザンザスと呼ばれたその人。沢田綱吉を睨む目、突き刺さる殺気。
指を曲げた手が輝き出して、その光に目が離せなくなった。


「まさかボスいきなりアレを……!!」

「オレ達まで殺す気か!?」

「やべーぞ!逃げろ!」


死ね、と大きな声でもないのによく通る言葉。一瞬でも見逃さないように目を見開いていたのに、横から飛んできたツルハシにその手の光は失われた。


「待てXANXUS。そこまでだ。ここからはオレが取り仕切らせてもらう」

「と……父さん!!?」

「なっ!10代目のお父様!!」


沢田綱吉の父親?似てる、の?2人の顔を見比べて首を傾げていれば、マフィアらしい話が淡々と流れる。この辺はあんまり興味がないから、適当に聞き流した。

なんか沢田綱吉のお父さんはボンゴレの実質No.2らしいよ。で、9代目と意見が食い違ったから質問してたとか……それの回答が届いたとか……勅命もあるんだとか……。それが同じ種類のリング保持者同士のガチンコバトルなんだとか……。


心底どうでもいいと表情に出ていたのか、リボーンが肩に乗ってきて頬をペチペチと叩く。だってリング持ってないもん、と言い訳をするように小声で呟く。もう帰っていいかなぁ。

そう思っていたら、2人の女性が茂みから飛び出してきた。


「今回のリング争奪戦では我々が審判(ジャッジ)をつとめます。我々は9代目直属のチェルベッロ機関の者です。リング争奪戦において、我々の決定は9代目の決定だと思ってください」

「9代目はこれがファミリー全体を納得させるためのギリギリの措置だとおっしゃっています。異存はありませんか?XANXUS様」


一瞥しただけで何も答えないその人。それを肯定だと受け取ったのか、チェルベッロさんたちは話を続けた。沢田綱吉のお父さんが異議ありって言っても却下されてたね。
リングにふさわしいのはどっちか、命をかけて証明しなきゃいけないんだって。大変そ〜。


もう僕には関係ないね。帰ろう。そう思って背を向ければ、チェルベッロさんたちから信じられない言葉が飛び出した。


「また、我々は別の勅命を受けています。“エンティティ”と名乗る者から、」

「どこであの方の名を知った!?」

***→←***



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:REBORN , DBD , ツイステ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - リィさん» ありがとうございます!!面白いと言っていただけるとやる気が出ます!まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜! (2022年10月7日 0時) (レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…!楽しみすぎてつらい…!!なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください!! (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年10月1日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。