保育係来る！ ページ21
放課後、携帯が鳴る。出動要請かなぁ、と開けば知らない番号からだった。一瞬考えて、まあいいかと通話ボタンを押す。
『A、今ヒマか？』
「リボーン？うん、空いてるよ」
『ちょうどよかった、中庭に来てくれ』
「オッケー。少し待ってて」
そう言って通話を切ると、廊下の窓を開けた。そこから身を投げ出して着地する。曲げていた膝を伸ばして中庭まであと数十メートルを歩いた。近付くにつれて聞こえる声は、以前聞いたことがある声ばかり。
行きたくないなと顔を顰めるけど、リボーンからの頼みだもんねぇ。行くしかないか。
「ランボの保育係紹介してくれるんじゃなかったのかよ！！？」
「紹介してんじゃねーか。ボスであるお前の
「何それ。僕聞いてないよ、リボーン」
「え、えﾞっ！？」
会話に割り込めば、沢田綱吉の顔が青くなる。リボーンはニッと笑って、僕の肩に飛び乗った。
「わりーな、忙しいときに」
「別にいいけどぉ……というか、保育係って？」
「ツナが勉強に身が入らねーって言うからな。渋々だ」
「そうなの。でも、ファミリーには入らないって言ったよね」
そういうことなら話はなしってリボーンを睨む。リボーンからの頼みが自分の中でギュンと優先順位が下がった。それなら校内の見回りしてる方がマシだ。つまんないけど、沢田綱吉の部下だって思われるくらいなら。
僕は弱い奴の下にはつかないって言ったでしょ。
「ヒバリもおまえにとっちゃ弱ぇーだろ」
「ん〜？何言ってるか分かんない」
「ぶりっ子してんじゃねぇ」
ペちっと頬を小さな手で叩かれる。痛みを感じないように手加減がされているそれがくすぐったくて笑うと、沢田綱吉が絶叫した。そちらに目を向ければ、ヒィッと悲鳴が上がる。これくらいで怯えられるなんて、僕って何かしたかな？
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怜(プロフ) - 茨の谷の第2王子(ヲタク)←王子がそれでいいのかさん» リボーンいいですよね……読んでくださってありがとうございます！ (2022年10月14日 0時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第2王子(ヲタク)←王子がそれでいいのか - リボーンしゅき (2022年10月8日 0時) (レス) id: 304b99e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - リィさん» ありがとうございます！信者くんがまたトリップしたら面白いだろうなと思って書き始めたものですが、そう言っていただけると励みになります。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月1日 3時) (レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - DBDもリボーンも知らないのに見始めました。ツイステのDBD見てて面白いなぁって思ってみ続けてます。更新頑張ってください！ (2022年9月30日 17時) (レス) id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2022年9月25日 1時
