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そう思っていたのに、展開は違った。
「うおぉおぉっ！死ぬ気でおまえを倒す！！！！」
「何それ？ギャグ？」
顎が砕けたんじゃないかと思うくらいの鈍い音。沢田綱吉から目を逸らしたヒバリさんは倒れている2人に歩み寄ろうとした。そのとき倒れていたはずの沢田綱吉が体を起こして、ヒバリさんに殴りかかる。それからどこから出したのか、スリッパを持ち出してヒバリさんを叩いた。
ふらふらとよろけたヒバリさんが顔を上げて、イラつきを顕にする。
「……ねぇ……殺していい？」
勝手に頬が緩む。すぐさま立ち上がって体を伸ばした。あれを終わらせれば、ヒバリさんは遊んでくれるはずだ。だって、ぐちゃぐちゃにしたくらいじゃ収まらない人だから。
この後のことを想像して準備運動をしていると、外にいる赤ん坊が制止をかけた。
「やっぱつえーな、おまえ」
「君が何者かは知らないけど、僕今イラついてるんだ。横になってまっててくれる」
そう言って振りかぶられたトンファーを受け止めたのは十手。赤ん坊が、ヒバリさんの攻撃を受け止めた。
自分の目を疑うけど、赤ん坊の小さな手で十手をしっかり握って、トンファーを受け止めている。力負けすることもなく、流すこともなく、ただその手で。
「ワオ、すばらしいね君」
「すごぉ……」
「おひらきだぞ」
感心するのも束の間、赤ん坊が取り出したのは爆弾。漫画のようなフォルムのそれは、すでに導線に火がついている。あらら、と口元に手を当てた。
「A」
「人使いが荒いなぁ」
手斧を窓に投げつけてガラスを割る。そこから出ていくヒバリさんの後を追って、僕も飛び降りた途端、後ろで爆発した。
「あの赤ん坊、また会いたいな」
「会いたいですねぇ」
「……ねぇ、付き合ってよ」
「はい、喜んで！」
構えた釘バットはドクターから借りたもの。ヒバリさんはどこからともなく取り出した僕の釘バットを見て、楽しそうな笑みを浮かべた。んふ、武器の許可が出てるからね。遠慮なく使わせてもらおう。
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怜(プロフ) - 茨の谷の第2王子(ヲタク)←王子がそれでいいのかさん» リボーンいいですよね……読んでくださってありがとうございます！ (2022年10月14日 0時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第2王子(ヲタク)←王子がそれでいいのか - リボーンしゅき (2022年10月8日 0時) (レス) id: 304b99e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - リィさん» ありがとうございます！信者くんがまたトリップしたら面白いだろうなと思って書き始めたものですが、そう言っていただけると励みになります。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月1日 3時) (レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - DBDもリボーンも知らないのに見始めました。ツイステのDBD見てて面白いなぁって思ってみ続けてます。更新頑張ってください！ (2022年9月30日 17時) (レス) id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2022年9月25日 1時
