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結局両者に謹慎処分が言い渡され、その場は解散となった。大きく欠伸をして部屋に戻ろうとするAをオールマイトは呼び止める。振り向いたAはその表情を見てため息をついた。
「なんて顔しよん」
「……不甲斐ない大人ですまない」
「何のこと」
Aは目を瞬かせて苛立ちまじりで言う。とうに諦めたことを蒸し返され、謝罪なんて意味のないものをぶつけられれば、苛立ってしまうのも仕方ない。言葉より行動の方が余程ためになる。
それでもオールマイトは今言葉を紡ぐことしかできなかった。自分の引退で活性化した敵、それの始末に追われるヒーロー。力があれば自分が担うが、彼にはもう敵を倒せるほどの力はなかった。
「私の影響を君たちヒーローに押し付けてしまった」
「それがどうしたって言うん？笑わせんでよ」
「私が選んだ道を勝手に後悔して謝罪せんで。私のものにケチつけんでよ」
鬱憤は泣いて晴らした。弱音も吐いた。後は前進するのみ。そんな状況でもう言葉はいらない。
オールマイトは目を見開いて弱々しく笑う。自分の出番はないと悟り、無力感と同時に生徒の成長が喜ばしいと感じた。
「もういい？明日も早いんよ」
「ああ……。ありがとう」
「最初っからそっちにしてくれん？」
剣呑な雰囲気は消え去り、少女はその場を後にする。詰めていた息を吐き出す緑谷と相澤。帰るタイミングを見計らっていたため、息を殺していたのだ。何ともまあ危ういことを言ってくれたものだ、と相澤はオールマイトを睨む。
「す、すまない。私は彼女が楽になってくれればと思って……」
「それで怒らせたら世話ないんですよ」
「……相澤くんは彼女のことをどうするつもりだい」
「量を減らすようかけ合ってみますが、以前と同じ結果になるでしょうね」
何もしていないわけではない、と言外に含んだ言葉にオールマイトは項垂れた。それもそうだと気を取り直し、オールマイトは頷く。
「私もかけ合ってみるよ」
「お願いします。……あのままじゃ京極が壊れる方が早い」
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怜(プロフ) - あのさん» これからいい事が沢山あるはずのなのできっと幸せになれますよ！更新頑張りますね！！ (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
あの - 夢主ちゃん、つらいだろうなぁ〜ー・゜・(つД｀)・゜・(((最終的には私も泣いていましたw このお話は神作品です!!!! ((上から目線ですみませんｍ(｡≧Д≦｡)ｍ 更新頑張って下さいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! 応援してます(p｀･ω･´q) (2021年9月12日 6時) (レス) id: 897b0238c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年8月29日 6時
