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そんなインターンを終え、大量の荷物を抱えて帰ってきたAは、荷物だけ置いて根津に報告しに来ていた。1週間分の報告書を提出し、口頭でつらつらと説明する。以前の彼女ならしなかったであろう報告も、ヒーローを目指すと決めた途端これだ。
成長していると実感した根津は子どもを見守る親の気持ちを味わっていた。
「以上。なんかある？」
「何もないよ。京極さんも成長したようで何よりなのさ」
「そう」
そう言い残し、Aは校長室を出る。向かう先はリカバリーガールのもとだ。プレゼントマイクの元と、相澤のところにも行かないと、と指折り数える彼女は不意に見知った匂いを嗅ぎ、顔を上げた。
もさもさの頭を見つけた彼女は顔を明るくさせて近寄る。ちょん、と肩をつつき、驚いて振り向いた緑谷に笑いかけた。
「京極さん！久しぶりだね」
「うん。久しぶり。元気？」
「僕は元気だよ。……あ、そうだ。京極さんって今から時間ある？」
不思議そうにしながらも頷いたAは緑谷の案内でTDLにたどり着く。そこにはA組生徒と相澤を含む数人の教師がいた。
「実は今、圧縮訓練をしているんだ。僕はこのソールで足技の特訓をしているんだけど、京極さんにも手伝ってほしくて……」
「分かった。でもちょっと待ってて。相澤に報告してくるけん」
そう言って去っていったAは相澤と2、3言交わすと、すぐに戻ってくる。お待たせ、と言った彼女は地に足をつけると、どこでやるのかと問うた。
「セメントス先生にお願いしてステージを作ってもらったから、こっちだよ」
先導する緑谷について行き、ステージに向かえば、Aは瞳の色を変える。気圧されるような銀朱は真っ直ぐ緑谷を見つめた。優雅に先制を譲る仕草をするAは笑っている。
結果として、Aに有効な一打を当てられず、緑谷はボロボロになってしまったが、得るものは多かったらしく、すぐさまノートを開き、何かしら書き込んでいた。取り残されたAは暇を持て余し、宙へ身を投げる。その傷1つない体を見れば、どれほど余裕だったかが理解できた。
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怜(プロフ) - あのさん» これからいい事が沢山あるはずのなのできっと幸せになれますよ！更新頑張りますね！！ (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
あの - 夢主ちゃん、つらいだろうなぁ〜ー・゜・(つД｀)・゜・(((最終的には私も泣いていましたw このお話は神作品です!!!! ((上から目線ですみませんｍ(｡≧Д≦｡)ｍ 更新頑張って下さいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! 応援してます(p｀･ω･´q) (2021年9月12日 6時) (レス) id: 897b0238c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年8月29日 6時
